それはまるで「蜘蛛の糸」にすがりつく私の足元に、いくつもの手が伸びてくるような感覚でした。
Ⅴ.WESTの関西ローカル番組で歌う内博貴の担当となってから15年。
ほかのジャニーズやグループには目もくれず、内君とエイトのライブだけに通い(このへんの自分のスタンスは本編に関係ないので省きます)もはや今までの人生の半分以上を内担兼エイターとして過ごしてきました。
あ、先に行っておきますが担降りはしていませんし、するつもりもありません。
つらいことも、つらいことも、楽しいことも、つらいことも、楽しいこともあったものの、好きでいることが当然な状態で内担として生きて来たわけですが、今年7月17日、私の平穏を揺るがす恐怖の大王が降りてきたのです。
君の名は。
伊野尾慧。
知ってたよ、J.J.expressで一番カワイイコだって認識はありましたよ。
(当時はよく雑誌を買っていたので、その時でイメージが止まっている)
あの、トゲトゲヘアスタイルの伊野尾くんが、なんとマッシュ!!
超絶ベビーフェイスで優しい!!!
毎週毎週、ドラマが終わるたびに「はあ~…伊野尾くん…」とため息をつき昇天しながらも、翌日には「でも私は内担…!」と息を吹き返す日々。
毎週毎週
「あ~!伊野尾くんの!慈悲深い笑み!優しいステキ!」
「うわ~!伊野尾くんが半裸の藤原達也を!抱きしめた!!」
「どわあああ伊野尾くん黒幕!!悪い顔もイイ!!!」
と、どんどん心の声のボリュームが上がりつつも、15年ずっと内担一筋だった私にとってはほかのジャニーズに目を向けることはとにかく罪悪感を覚えることで、(伊野尾くんは別に好きじゃない、ドラマが好きなだけ)と自分に言い聞かせる日々。
ひょっとしてこのままはまってしまったら、担降りしてしまうのではないか、内担でない私の世界ってどんなのだ?という恐怖心もありました。
そんな私の心とは裏腹に、このあたりから私の自制心をはるかに超えて、周りからの勧誘が激しさを増すことに。
「担降りじゃなくても掛け持ちでいいじゃない」
→なるほど。
「ほら、これきっと華さんの好みだよ(アレとかコレとか送られてくる)」
→うん全部好み。
「Masqueradeや愛僕、好きだと思うよ」
→なにこれ超好き。
「DVD貸してあげるよ」
→有難くお借りします。
よく「〇〇も知らないのに◆◆を語るな!」というタイプのヲタクがいますが、幸か不幸か私の回りは「ほらほらこっちへ来い」と手招きするヲタクばかり!(幸です申し訳ありません)
というわけで、勧められるがままCDを借り(よくわからないから全部アルバム借りた)、オススメの曲を聴き(なんで私の好み知ってるんだエスパーかと思うくらいドンピシャ)、好みドストライクの画像を見せつけられ、あれよあれよという間に……
楽天ブックスで装苑をポチっと購入。
※伊野尾くんの美麗アーティスティック写真が載ってる12月号
これは指が勝手に動いただけだからセーフ。
そしてその指は「Amazon」を検索し、「JUMPing CARnival DVD」を検索。
そのままログインして、通常版を購入。
確かに「綺麗な動画でJUMPくんのコンサートを見られたらステキだろうなあ」とは思っていましたが、これも購入は指が勝手にしたこと。
自担一筋!の「蜘蛛の糸」がプツンと切れた瞬間であった。
きらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に、短く垂れているばかりでございます。
(2度も言いますが「担降り」はしていません)
そしてDVDが今日届き、大掃除も中断して、いざ再生。
はい!魔法一瞬でかかった~~~!!!!
※魔法使いのOP映像
(以下、魔法にかかって頭おかしくなってます)
なんじゃこのキラキラは~!!!!!!
普段はバンドでおもろい関ジャニ∞のライブに慣れているので、しょっぱなから異世界、桃源郷!!!
ウィークエンダーが1発目なんて反則でしょ!?
初代金田一がきっかけで名探偵好きに育ってしまった私へのご褒美!?!?
あー!山田涼介くん絶対的エース!!華麗なるセンター!!
顔面偏差値100全国順位1位A判定レベル!!!
デフォルトがフォトショ加工済みだろ(褒めてる)ってくらい超絶イケメン全方位敵なし!!!
私のフォーカスが!!山田くんにしか合わない!!!
※お伝えしていませんでしたが、探偵学園Q出の山田顔ファンです。
山田くんのことを何も知らないけど顔が本当に大好きです。
Jumping CARでハートのハンドル握ってる山田くんが大正解って感じだし、
伊野尾くんと有岡くんのカメラ目線キュートがあふれ出て止まらねえ~!!
そのあとのJUMP!JUMP!JUMP!が終わったあと、首元から両手を広げて降ろす伊野尾くんのしぐさ色気ありまくりカワイイ!!!
スーパーデリケート、理想の息子見てたよ~!!
頷くしぐさの振り付けドツボですありがとうございます!!!
そしてこのあたりで不意に私の胸に湧き上がる怒り。
「山田くんも伊野尾くんもどっちも見たいのに目が追いつかん!両目別々に動けや!!」(なんなら9個ほしい)
ちらっと見たことのあるペットショップラブモーションで伊野尾くんのキュートっぷり大爆発、真っ先に連れて帰りてえ~~!!!!
この人大学院まで卒業しておいて、ニャーとか言ってるんですか!?!?アリ!!
ジャニーズとは言え、いい年した男性がぶりっ子してもときめくことはなかったはずなんですけど、伊野尾くんアリ!!だって伊野尾くんのぶりっ子は可愛いから!!!
我 I Need You、好きだと思うよって言われてたけど、なんで知ってんねーん!!!
カラフルでチェックで横並び、アイドルが過ぎる!!
そしてここでなぜか大学生の飲み会ノリが出てくる伊野尾くんこんな子だったの好きー!!!
相変わらず山田くんはポアレス陶器肌の二次元フェイス!!
CGかな?!最近の技術はすごいですね!?
「落ちたからいまさら止められるわけないじゃん!」
ほんまそれやで~!ふぉーりんふぉーりん!!!
で、MCみじかっ!
※エイトのMCの収録時間に慣れている人
MC終わったからそろそろ2枚目やな…って、1枚かーい!!
※エイトの4枚組(通常版も)に慣れている人
1枚だけのDVD、久しぶりに見たぞ!!!
でもこれ4枚あってもときめきの刺激が強すぎて消化できないので問題ありません!
MC後も山田くんは二次元プリンスですね…
そして岡本君はすっかり凛々しくなっちゃって!
JUMPのイメージはきゅるるんかわいい男の子たちだったけど、いいスパイスですね!!
あ~~殺せんせ~ションズも好き~!!
にょろにょろした触手のような振り付けが、映画用って感じでとてもいいよ~!!
設定は可愛いしメロディはキャッチ―なのにダンスはがっつりで可愛いところとかっこいいところのギャップがすごい…!!
キミアトラクションズが与えてくれる自己肯定感は異常!!
仕事で疲れ切った独身アラサー女に「君はナンバーワン」なんて言ってくれるの、JUMPくんだけだよ~~(><)
これ聞いてたらすごい許されてる感あって癒される!!(重い)
Beat Lineは一転してかっこいい!クール!!
JUMPくんこんな曲もできるのね!!かわいいだけじゃないのね!!
どうやら私、この歌をジャニワで聴いたことがあるようで。
「なんか聴いたことある」って尋ねたら、私の好きそうな曲を勧めてくれたフォロワーさんが「ジャニワでは?」と教えてくれたのです!
(自分でもわからなかったのに、私が内くんとエイトしか見てこなかったことが考慮されていてスゴイ)
そしてその方に「華さん好きだと思う」と予言された「愛よ、僕を導いてゆけ」
はい好き~~!!!イントロ、歌い出しから好き~~~!!!
しかも赤い布なに!?魔法の小道具では!?
そんな布だけでこんなかっこよくなる!?!?
ひらひらしたフリンジつきの白い衣装と、赤いレーザーと赤い布のコントラストが美しすぎる~~と思ってたら伊野尾くんソロ!!!
「ついに君が僕にYESをくれなくても」が切なさMAXで好きです!!
共感!!そんな恋愛しかしてこなかったから!!
でも私もう100万回も愛してるをいうパワー残ってない!
Very Very Happy で白い羽のついた衣装をまとう山田くん天使すぎやしませんか?
あ、ていうか最初から天使だったっけ、ごめん!
って美しいな美麗やなってウットリ見てたら、山田くんがおもむろに羽を取り出し、フッて、フッて…!!!!
ときめきで喉しまって苦しい!!!!
スーパースターかよ!絶対自分がイケメンって思ってやってるやろ!!大賛成やで支持率100%やで~~!!!と内心スタンディングオベーション!!
と思ったらアンコールで「魔法にもっとかかれ~」だと!?これ以上!?
もう十分、過剰摂取なので勘弁して!!(昇天)
全ての曲が終わったころには「や、やっと終わった……」と、普段の50倍ぐらいときめいたので、息も絶え絶え状態。
ちなみにこれだけ「ときめきまくりカワイイカッコイイ大フィーバー」状態で観賞していた中で、「JUMPにわき毛が生えていたことが衝撃すぎる」という感想もありました。
考えれば当たり前なんだけど、小学生のイメージが余りに強すぎて。
内くんもエイトも好きなんですけど、激しくときめくことはあまりないんです。
たとえるなら温泉。「ああ~~ええわ~~」って感じ。
対してJUMPはキラキラ、ファンタジー、夢の国、桃源郷、サンリオピューロランド!!(あくまで私のイメージです)
いやーしかし、10年以上ぶりにアイドルにときめくにしては、刺激が強すぎた…
よかった、これエイトみたいに4枚組だったら見終わる前に刺激強すぎてギブアップしてた…
なんか、久しぶりにキラキラ正統派アイドルをじっくり見て、激しくときめいた気がします。
昔、内くんを見られる唯一のチャンスである水曜深夜0:40まで起きつづけて、わくわくどきどきしながら曲コーナーを見ていたあの頃のときめきが蘇ってきたような。
コンサートに頻繁に行けるわけでもなく、歌番組の曲コーナー5分だけでもわくわくして何度も繰り返しビデオを見たあの頃。
と、私にとっては何年ぶりの大事件だったので、ここへこうして記しておこうと思った次第です。
さて、手元にはいつの間にか取ってきた振り込め用紙があります。
そして、手が勝手にファンクラブ入会の必要事項を記入しはじめそうです。
おしまい。