配慮なく思いっきりネタバレしますので、ネタバレしたくない人は見ないでください。
原作・まじっく快斗のネタバレもあります。
土日に行こうか、それとも来週の平日に行こうか、と思っていたのだけど、結局我慢ならず昨日終電に揺られながら朝8:30上映のチケットを予約した。
仕事は昼からだ、何も問題ない。
0時に帰宅して、3時間かけてブルーサファイアをモチーフに初の宝石カットネイル(青)にも挑戦し、4時に寝たけど、何も問題ない。
だって、長年の推し・怪盗キッド様がメインなんですから!!!!!
しかも舞台は2年前に旅行で行ったシンガポール!!!
実際に泊まったマリーナベイサンズ!!!
初日に観なきゃ気が済まないでしょうよ!!!
しかも怪盗キッドの国際犯罪者番号は1412。
走り書きの1412を見て新一の父・工藤優作が「KID」と読んだのが由来です。
そんなキッドがメインの映画が4月12日に公開なんて、特別すぎるでしょ!!
怪盗キッドの原作初登場は16巻。小学生のころでした。
もともと青山剛昌先生の『まじっく快斗』から輸入されたキャラクター。
今月96巻が出たのですが、時間をかけて「得体の知れない好敵手」から「ライバルだけど時には頼りにし合う好敵手」に変わってきたわけです。
ちなみに今月発売の最新刊ではキッドと平次が初の直接対決!
『世紀末の魔術師』でキッドがコナンの正体を知った設定が原作に逆輸入され、
アニメ『まじっく快斗』からはキッドの仲間・寺井ちゃんは阿笠博士と友人で、キッドの道具を作っているのは阿笠博士だと匂わされた設定が原作に逆輸入され、
(ちなみに今回の映画でキッドが使用したエンジン?つきの飛ぶ装置は、金曜ロードショーで放送された『エピソードONE 小さくなった名探偵』で阿笠博士が開発していた装置だと思う)
漫画『まじっく快斗』からはキッドの母親も怪盗だったという設定がコナンにも取り込まれ、
少しずつ少しずつ、別の作品として生まれた怪盗キッドが、コナンに欠かせない重要人物となってきたわけです。
それが!今回は!怪盗キッドがコナンに協力を求めてシンガポールに連れて行くですって!
初日に観なきゃ気が済まないでしょうよ!!!(二回目)
いま、映画を観終わって職場に向かう電車でこれを書いているのですが、とにかく今日無茶してでも観てよかった…
きらびやかなシンガポールの夜景をバックに、コナンを抱えて滑空する怪盗キッド、贅沢すぎて開いた口がふさがらんってもんやで……
マリーナベイサンズのプールから見る夜景も、ショーも、映画館でシンガポール特番を観てるのかなってくらいシンガポールの目玉が目白押しで楽しかった〜〜
マリーナベイサンズの内部もそのままで、わ〜〜!このエレベーター乗った〜〜!!あのエレベーターにキッドカードが…!!!とか、
うわ!あのブランドだらけのショッピングモール爆破されちゃった〜〜!!!とか、
あーーーー屋上のプール死ぬほど寒かったな〜〜!!とか、
このモスクの前でサンダルですっ転んだわ〜〜とか(このモスクはエンディングの映像で映るだけでした)
キッドが逃げていったの、香水瓶のお店の近く(アラブストリート)に似てるなぁとか、
このアングルで、ホテルが見えるレストランでチリクラブ食べた!とか、
ボッコボコに破壊されるスーパーツリーとか、
いやもう、本当に、コナンの映画としても、旅行の思い出としても、すごく楽しかった…
旅行ブログでシンガポール旅行の記事を書いていますので、気になったらぜひ見てみてください。
ここからは映画の内容に関して。
まず、劇場版では初めて海外が舞台ですが(『ベイカー街の亡霊』はVRだったので…)コナンがどうやってシンガポールに入国したかというと、怪盗キッドに拉致されて特殊なスーツケースで運び込まれるんですね。
不正入国なのでキッドに逆らうと帰国できないということで、しぶしぶ協力するしかない。でもなんだかんだ真剣に協力し合うキッドとコナンの関係性が好き。
蘭・園子・小五郎のおっちゃんは、京極さんが出場する空手の試合が目的でシンガポールを訪れます。そこにキッドは新一のふりをして同行。
気が付いてスーツケースから出たコナンは日焼けのメイク?をされ、メガネを取り上げられた状態。
蘭たちと遭遇するも、キッドにより「現地の子」と言われてしまうのですが、そこで蘭ちゃんが名前を訪ねて、「ぼくの名前は…アーサー・ヒライだ!」と答えるコナン。
「アーサー・コナン・ドイル」のアーサーと、江戸川乱歩の本名「平井」をもじった名前。
これはコナン1話で蘭に名前を聞かれて咄嗟に本棚の著者名から「江戸川コナン」と名乗るシーンのオマージュ…さっそくアツイ!!!
キッドがシンガポールにコナンを連れてきたのは、覚えのない殺人現場にキッドカードが貼られていたため。
途中、キッドが罠にかけられたり追い詰められたり、余裕のポーカーフェイスを崩してしまう様子も人間味があってすごく好きだった~~!!
背景の夜景が本当に綺麗でした。写真以上にずっと綺麗!実物より綺麗!
屋上のプールもキラッキラで、すごくロマンチックでした。
「私たち付き合ってるんだから」と自分から手をつなぎにいく大胆な蘭に、新一に変装したキッドが「そうなの?!」って驚いていたのわろた。
キッド知らなかったの?
後ろで「新一じゃないって教えたいのに教えたら帰国できない!」と頭をかかえるコナンもかわいかった。
ダイイングメッセージの「She」について「英語では船のことをSheっていうだろ」と当然のように語られ深掘りされず、知らなかったらなんのこっちゃとなりそうだなと思った。
英語ではshipは女性名詞で、代名詞として「She」を使う場合があるそうです。
受験の時に聞いたことがあるのを久しぶりに思い出した。
京極さんは本当に純朴・素直すぎて「その拳が危険を呼び寄せるのでは」と利用されてしまい、お守りのように身に付けられたミサンガによってお得意の空手を封印してしまうのですが、敵対していたキッドがトランプ銃でそれを切ったことにより解放された瞬間から、園子を守るためにひたすら無双していく様子が気分爽快だった〜!
赤いオーラまでまとい始めて、私ドラゴンボール観に来たんかなと思ったけど。
なぜいつも絆創膏をつけているのかという謎が最後に明かされるんですが、まさかの、その裏に園子とのツーショットのプリクラを隠してお守りにしていたというのが、もう甘酸っぺえなあ〜〜〜〜!!!!!ってニヤニヤした。
そしてそのときの園子が前髪降りててとてもかわいい。
終始恋する乙女の顔してる園子がめちゃくちゃかわいい。いままでの園子の中で一番かわいい。
は〜〜、とにかく綺麗で豪華できらびやかで、キッドもコナンも京極さんも大活躍で、思い出も蘇って、とても楽しかったです!
『紺青の拳』を観てからシンガポール行きたかったな〜!!
ちなみに気になる次回作の予告は赤井秀一!
東京の夜景と東都タワーが映り、「届け。はるか、彼方へ…」と赤井さんのセリフのあと、一発の銃声。
明りがついた映画館のなかでは「やばい!」「楽しみ!」という声があちこちから聞こえて、泣き出すファンの人までいて、赤井さんファンの人、本当によかったね~~!!と思いました。
2020年も楽しみです!
映画でコナン熱が高まったら、北栄町と青山剛昌ふるさと館もおすすめです。
映画のノベライズが早すぎてびっくりした。