これは厄介だっていう説もあるけど

すきなものについて雑多に語るブログです

初めて見た『パリピポ』メイキングと、2度目の『はらはらなのか。』


 4/28、映画『はらはらなのか。』のトークイベントに行ってきた。

haraharananoka.com

 

4月上旬にも観たけど、その時と心境が違いすぎて、心に留まるポイントがまったく違っていた。

 

先に言っておくけど、レポでも考察でも評価でもなんでもない、ただの個人的な感想です。

ネタバレも含みます。 

 

 

前回観たときの感想

pink8er-hana.hatenablog.com

 

相変わらず私はファンの立場でこの映画を観た。

ただ、前回は「もっと応援したい!」って気持ちで見終えたんだけど、今回は一転、暗い気持ちでエンディングを迎えた。

 

今週頭の日曜日、私は自担(≒推し)であるアイドルの「もう色々やったので今後やりたい仕事は特にない」という発言に、落胆したばかりだった。

ものすご~~~くポジティブに考えれば、選ばずなんでもしますよってことなのかもしれないけど。

ライブだって4年も待ってるし、主演映画やドラマだって見てみたいし、ソロCDだって出してほしいし、定期的にテレビで見たいし、なのに、何も楽しみに待てないのか……と。

 

『君の瞳で超えてゆけ』の「君の未来に1番光る星を見せてよ」というフレーズに、なんも見えないなーと思ったり、『憧れになりたくて』の「どんな未来が待ってるかしら」をネガティブな気持ちでとらえたり、キラキラした希望を目の当たりにするたびにしょんぼりして観てた。

そんな暗い映画じゃないのに!わくわくする映画なのに!

で、別に担降りするしないとかオチは何もなくて、同じ映画でも気持ち次第で見え方が全然違うんだねっていう話。

キラキラしてて、希望に満ちていて、羨ましいなって思った。

 

トークショーで印象的だったのは、酒井監督が「ファンタジーって結局ウソじゃないか」って悩んだというお話。

映画の中でも、ナノカちゃんが「お芝居なんてウソじゃん」って悩むところがあって、前回は「そのウソが観たいんだ!」って思ったんだけど、今回はちょっと捉え方が違った。

 

実はこの日、友人とカラオケでコンサートDVD鑑賞会をした直後にこの映画を観た。

発売されたばかりのHey!Say!JUMPの『DEAR.』が大本命で、ほかにも関ジャニ∞の『十祭』、ジャニーズWESTのコンサートDVD『パリピポ』のメイキングDVD、JUMPのシングル曲メイキングDVDを見せてもらった。

 

特に『パリピポ』のメイキングが濃かった。 

セトリの企画書に意図が書いてあったり、衣装デザイン画が映っていたり、コンサートが出来上がるまでの流れが項目別に紹介されていて、「コンサートってこんな風に作られてるんだ!」って社会見学気分で楽しかった。

エイトもかなりメイキングを見せてくれるけど、ここまで企画から行程を逐一見せてくれるメイキングはなかったので、おもしろかった。

ホール公演で「1階だけ盛り上がるんじゃなくて、2階3階にも行ってあげたい」と相談して、階段を駆け上がって時間を計ったり、試行錯誤している姿が印象的だった。

 

「ほんまはダンス嫌いやねん。けど好きになってきた」と言う濵ちゃんが他のメンバーに頼られるレベルだったり、何回も失敗しながら振り付けを覚えてる姿を見たり、「実は衣装めっちゃ暑いねんで」と見せてくれたり、一生懸命な裏側をたくさん見られた。

 

ファンに見せる内容だからファンが喜びそうなところをあえて見せているのかもしれないし、完全ノンフィクションではないかもしれないけど、『「ジャニーズWESTってこんなことを考えてるんや!」ってファンに思ってほしい』みたいな気持ちが存分にこめられてるなって思った。

うまく言えないけど。 

「ファンの皆さんのために!」とか「みんなのおかげ!」っていう言葉は、アイドルがファンをついて来させるためのホワイト・ライなところもあるんだろうなって思っていたけど(嫌なファンだ)、心底「あれ本気なんや!」って思える内容だった。

半信半疑だったのが申し訳ない。

ここまでして伝えようとしてくれるなんて、WESTのファンは幸せ者だな~って思いました。

WEST沼に落ちたとかいうオチもないけど、裏側めっちゃ楽しかった!

 

それで映画の話に戻る。

ファンタジー=ウソの話。

たしかに作品の内容自体はフィクションでウソかもしれないけど、

「こういうものを作りたい」

「こういう世界を見せたい」

「こんなメッセージを伝えたい」

「観た人にこう思ってほしい」

っていう気持ちはこめられてて、そこはウソじゃないと思う。

映画もドラマも舞台もアイドルのコンサートも、なんでも。

だから、それを見て楽しくなったり悲しくなったり共感したり心が動かされたりするんだと思う。

 

広瀬さんのアドリブのお話もあって、気づかなかったところもあったので、次見るときは注意して見てみようって思ってる!

『コメディ・トゥナイト!』の舞台監督がとても楽しい役だったんだけど、ご本人も楽しいことが大好きな方なんだなって思った。

 

小道具にもたくさんこだわりが詰まっているってお話で、楽屋の机も人によって置いてるものが違うらしいので、今度またじっくり見てみたい!

私はリナの寝室にある置時計が、お気に入りの柄のマスキングテープでデコられていることに気づいて、「こまか~~!!!」と感激した!

時計本体はチープな感じだったけど、それにマステを貼って可愛く見せる手間が素敵。

出てくるものが全部かわいくて目が楽しい。

 

特に可愛いって思ったお気に入りの合格祝いソーダを刺繍ブローチにして、つけて観にいった!

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そしたらトーク後のサインのとき酒井監督に、ツイッター見た!って気づいていただけて、かわいいって見ていただけて、嬉しかった~!!

コンサートや舞台のときに、自己満足でモチーフアクセサリーを作ったり衣装風ネイルしたりするのが好きだけど、当事者の方に直接見ていただける機会なんてそうそうないので感無量!

しかもこんなに可愛い映画を作った方に!!

酒井監督に感想をお伝えしたくてお手紙渡せたのも嬉しかった。

そしたら、前回ブログ書いたのを嬉しかったって言っていただけた…!

酒井監督と「嬉しい!」の交換みたいになって、感想のお手紙とか書くときは「ご迷惑だったらどうしよう」ってなるけど、自分が趣味でハンドメイドして販売したり写真アップしたりして感想いただけるととても嬉しいので、おこがましいけどなんとなく似た気持ちなのかなって、なんだかほっとした。笑

 

広瀬さんにもサインをいただけて、とても嬉しかった!

これまでずっと舞台で見ていたからすごく不思議な感じで、しかも覚えてくださってたみたいで、びっくりしすぎて面喰って、「???????」ってなった……

けど、聞いてみたかったことも教えていただけて、嬉しかった!

ただ、まともにお話しできる自信がなかったから、お手紙書いていって正解だった。

お手紙ならちゃんと書けるのに会話が成り立たなすぎて情けない…

ほかのお客さんは色々お話ししてる人もいて、すごかったなぁ。

 

とにかく、こんなに作り手の側の方々のお話を聞ける機会は初めてだったので、とても楽しかった!

本当に行ってよかった!

何回も通っている人の気持ちがわかる。

大阪ではもうすぐ公開だし京都も元町も近いので、トークイベントがあったらまた行きたいな~

あと、歌のシーンが終わるたびに拍手したくて仕方ないので、本当に応援上映をしてほしい!

ぴったりだと思う!