これは厄介だっていう説もあるけど

すきなものについて雑多に語るブログです

あの日から14年後の今日の日は 〜関ジャニ∞ GR8EST 2018.08.25〜


前半はネタバレなし。

ネタバレの前には記載します。

 

本来、私の参戦予定は8月23日だった。

仕事の休みも取り、段取りも整え、ストレス発散の照準を合わせて働いていた。

だけど、その公演は台風で中止になった。

 

前日から嫌な予感はしていた。

私が働く小さな会社でさえ、終電を早めるという交通機関の発表を受けて、22日の夜には23日の営業を停止する判断を下したのだ。

5万人も集まる京セラドームで、22時ごろ終演する関ジャニ∞のコンサートがどうなるかは予想がついた。

それでも行きたい気持ちが勝ちすぎて、交通機関が止まっても帰られるようにタクシーの予約までした。

 

当日、風がびゅんびゅんに吹きすさぶ中、ペンライトを買いに行った。

すぐに買えてスタバでリッチにフラペチーノでも飲むかぁと腰を下ろし、twitterをひらいた瞬間に飛び込んで来た「中止」の文字。

まじか〜〜〜やっぱりか〜〜〜と脱力した。

新作フラペの味なんてもう何も覚えていない。

もそもそとスコーンを口に運びながら、一緒に参戦予定だった相方に連絡をした。

 

相方とは、この日が初めての京セラ参戦になるはずだった。

いままで何度かドームコンサートには行ったけれど、なかなか大阪が当たらずに別の都市にしか行くチャンスがなかった。

受験で都合が合わなかったり、誘ってもらえたのに仕事が入ってしまったり、当たったのに都合がつかなかったり…

まさに「近そうでまだ遠い大阪」である。2人とも自宅から30分やぞ。

初めてエイトのコンサートに行ったのは初単独の2005年の大阪城ホール

直前に自担が不祥事を起こし、私は自担がいないまま初めてのエイトコンを迎えた。

そして今回、やっと初めて一緒に入れることになった京セラでは、相方の担当である渋谷すばるもいない。

なんの因果かね〜なんて思っていたらまさかの中止までくらってしまい、またもや大阪参戦は幻に終わった。

 

振替公演や払い戻しの連絡がすぐになかったので、もし振替を考えてくれているならそれを待とうかなと思っていたのだけど、待てど暮らせど続報がこない。

これは振替をしようとしているけど難航しているんだろうなと思った。

払い戻しならすぐに連絡が来るだろうし、何より関ジャニ∞は今回の公演に相当の覚悟や思い入れを持って取り組んでいることは行ってなくても伝わってきていた。

すばるくんの退所はまだなのに出演しないと決めたこと、安田くんの怪我や病気を公表して「激しい動きやダンスはできないけど」と十分すぎるほど説明をしたうえで出演を決めたこと、一度は延期で決まったけどとぶっちゃけてくれたこと。

「絶対にこのツアーを6人でしっかりとやり遂げる」という確固たる意志を感じていた。

だから振替公演は何が何でもやってくれるかもしれない、でもメンバーのスケジュールだけで済む話でもないし難しいのもわかる、無理だったら代替案を提示してきっとただの払い戻しでは終わらせないだろう、でもおっちゃんたち無理せんといてな、と思っていた。

 

そう信じて待っていたけど、金曜の夜、運良くtwitterでお譲りいただける人が見つかって、25日に行けることが決まった。

相方に「明日エイト行くぞ!!」と連絡を入れ、内くんのサマパラに向けて25日の夜に予約していた夜行バスはキャンセルして翌日の新幹線を予約。

これにより、エイト+内パラ3公演という怒涛の3日間が決まった。

 

奇しくも、お譲りいただいた8月25日はエイトの関西デビュー日。

 

そんな特別な日に、特別な意味を持った公演に、初めて相方と京セラに初めて参戦できることになり、あらためて私は関ジャニ∞という筋書きのないドラマの一端に参加させてもらっているのだなと思った。

 

 

 

ーーーー ここからネタバレあります。ーーーー

 

 

オープニングは「応答セヨ」

私はこの曲を関ジャニ∞にも内くんにも重ねてしまって、「つまづいてばかりの僕を君だけは笑わなかった」の「君」でありたいと、常々思っている。

そんな曲を幕開け一発目に選んだこと、きっと関ジャニ∞の面々も「僕」であり、ファンに「君」を重ねてくれたのではないかと感じずにはいられなかった。

 

そして「ようこそ」の一言で始まる「ここにしかない景色」

「今日もお疲れさんです 明日もきばってこうや」のフレーズ、中止になってしまったことにたいして安田くんが「この日に向けて色々なことを耐えて乗り越えてきた人もいると思う」(ニュアンス)という旨をブログで書いていたことや、関ジャニ∞が常々発してくれる「みんな嫌なことあると思うけど俺らが笑わせたるで!」というメッセージが込められているようで温かかった。

そう〜!もうほんま今日まで仕事がんばった!繁忙期つかれた!って感じだった。

 

このへんから「楽しい〜!」「かっこいい〜!」の記憶しかない。

BJやHeavenly Psycho、大阪ロマネスクのような、エイトにとってもファンにとっても思い入れが強くて曲以上の意味を持った曲をしっかり押さえてくれていたのが嬉しかったな。

 

エイトが「人によって思いや消化の時間も違うと思う」と言っていた通り、私は寂しさはあまりなくて割とあっさり消化できてしまった人間なので、エイトがこれから頑張っていかなと一致団結して必死こいてる姿がかっこよすぎて、関ジャニ∞ってやっぱりいいなと思った。

 

NOROSHIで「手のひらが背に触れた」と吠える亮ちゃんも、キングオブ男の「つっぱって!」を1人で背負う亮ちゃんも、かっこよかった。もう大人だけど、なんか急に大人っぽくなった気がして、5歳くらい歳取ったちゃうかな?と。亮ちゃんというより、亮さんって感じだった。亮ちゃんがバチバチだという噂はツアー開始時から耳にしていたけど、その最初のほうのバチバチがちょっと収まって貫禄に変わったんじゃないかなと思う。最初のバチバチ知らんけど。

 

声カスカスで裏返ってばかりだった大倉くん、煽ってる本人が一番喉をやられているという冗談みたいな状況。どうかおだいじに…合間の動画コーナー、大倉くんは時代の流れを取り入れる天才やなと思いました。時代の趨勢に合わせる力が女子高生。まさに倉子。ほかのメンバーだったら絶対にtick tokのパロディなんて思いつかないだろうし、内容までしっかり可愛くてファンが喜ぶものに仕上がっていてすごかった。

 

体と相談しながら最善のパフォーマンスを見せてくれた安田くん。パノラマの「ライドオーーーン!」で村上くんがポーズを決めたのをみて、「俺もやりたい!」と言うけど腰に悪いので村上くんが背後に立ち、カメラに向かって二人羽織のようにポーズを決めていて、関ジャニ∞は本当に遊びが上手だなと感心した。

 

ギャグが全然ウケずにどんどん追い込まれて行くまるちゃんはちょっといたたまれなかったけど笑、花火のモノマネはとても秀逸でした。あれはすごい。

 

村上くんは「みんな」が喜ぶのを狙うからKINGを選ぶんだろうなあと思うけど、「村上担」が喜ぶように、次はKING以外の曲もぜひやってほしいなあ。

 

横山くんの淡々としたパフォーマンスが好き。弾けるでもなく、かっこつけるでもなく、淡々と歌ってダンスして手を振って。落ち着いたかっこいい大人になったな〜とまじまじ見てしまう。

 

1人ずつ書いていて、あれ?これで全員分だっけ?と何度も確認し直してしまった。

消化はできたと思っているけど、やはりまだすばるくんがいないことには慣れていないらしい。

 

最初は中止で、6人の関ジャニ∞の歴史1ページ目を目撃できないことに絶&望だったけれど、こうして記念すべき関西デビュー日に新体制の関ジャニ∞を見られてよかった。

 

亮ちゃんが触れてくれたとおりあれから2人も減ってしまったけれど、まるちゃんが言った通りふつうの会社にも人事異動はあることで、もちろん大好きな関ジャニ∞にはあのときのままいてほしかった想いもあるけど、こうして様々な出来事を重ねて喜び悲しみを経て生きていく関ジャニ∞の歴史を見られることを、なんて言って良いかわからないけど、エモい以外で適切な言葉を選ぶとしたら「いとおしい」と思う。

(間に数年ブランクのあった出戻りですが。関ジャニ∞はやっぱり良い)

 

これから関ジャニ∞はどんな歴史を重ねていくのか。


10年後の今日の日が果たしてどうなっているのかわからないけれど、私が見られるところまで、その歴史を見ていきたいと思います。

 

 


今週のお題「#平成最後の夏」