たまたま見ていた動画『スマホ仮面』で急に出てきたイケメンが気になって、なんか見たことある名前だなと思ってググったところ、ツイッターで見たことがある青汁のキャンペーンをしている俳優さんだ!と認識したので、若手俳優のファンの方が多いはてなブログに感想を書こうと思った次第です。
(ドラマの展開的に「好き!」という話です。←同担拒否の方への精一杯の配慮)
まず、『スマホ仮面』についての説明を…
smapho-kamen.ticktackmovie.net
インターネット演劇集団「時空動画」の企画発案により、2012年11月~2013年3月にかけて「ニコニコ動画」および「YouTube」にて無料公開された、全6話の自主制作ドラマ。
不仲な妹・チカを守るためにスマホの課金アプリで変身した“情弱”(=情報弱者)のおっさん・神郷ダンと、彼を釣ろうとネット掲示板で暗躍する悪の組織「DEEP」の戦いをコメディタッチで描く。そこに、独特のアクションとVFX、そして「情報時代のリアル」というテーマが絶妙なバランスで散りばめられ、低予算ながら濃厚なファン層を生み出した。(イントロダクションより引用)
そもそもなぜこの動画を見ようと思ったかというと、この動画の監督である堤真矢さんが去年~今年撮影されていた映画『パラレルワールド・シアター』に、広瀬斗史輝さんが出演されているんです。
それで、映画のお話を聞いていたり、ツイッターをフォローしてツイートを見たりしていたら、なんとなく「たぶん私、堤監督が考えること好きそう」と思って、ちょっと映画待ちきれないから見れる映像を見てみよう!ということで、『スマホ仮面』を見ることにしたのでした。
大正解でした!!!!
特撮はあまり見ないけど…と、おそるおそる再生し始めたのですが、ネットのパロディがまずいちいちツボ!くすくす笑っちゃう。
2012年~2013年に制作ということで当時のネタだからちょっと古いのだけど、懐かしさもあっておもしろかった。
スマホを使い慣れていない主人公が可笑しい。
高崎翔太さんが登場する5話の後半以降は、言ったらネタバレになってしまうので、何も言えないのがもどかしい。でもぜひ見てほしい。
とりあえず、ネタバレしないように動画サムネイルをひたすら並べます。
ここからはネタバレします。
おもしろかったポイント箇条書き
・全体的にキャラが濃い。一番濃いなと思うのは「✝劔✝」さん。名前から濃い。
・前回までのあらすじが今北産業。
・スマホに不慣れなおじさんなので、リサ(Siri)にまともに話しかけて会話が成立したりしなかったりする。
・wifiスポット検索が映像になるとこんな感じなんだ!
・必殺技のQRコードを読み取ったら、必殺技の紹介が出てきた。芸が細かい~~~!好き!!!
・連れていかれた倉庫が「地球上で一番快適にスマホを使える場所」=Wi-Fiスポットなの、そりゃ快適だわ。
・黒苺さん、2話の今北産業で6台もスマホを文鎮にしてしまっており不憫。そしてスマホ大好きなのが垣間見えた。
・ジェイルブレイクって何かと思ったら、脱獄か!
・「パケ死」って言葉が懐かしすぎた。
まだ一度しか見ていないので、もっと細かいおもしろいところがあるかもしれない。また見ます。
で、5話まではコメディだと思ってクスクス楽しく見ていたんですが、6話からの展開よ!!!めちゃくちゃ痺れた!!!
普段から「自担に悪役かクズ役をやってほしい」という願望があるほどイケメンの悪役・クズ役が好きなんですけど、最終話は明日にしよっかなと寝ようとしていたところにあまりにも突然ぶっこまれたので、「ええ!?!!」と跳ね起きて、スマホ握りしめて結局最後まで見ました。
ちょっと、本当にイケメンの悪役が好きな人は見てとしか言えない…
これ見た瞬間「だれこのイケメン!!」って名前確認して、なんか見覚えあるなぁと思ってググったら青汁の彼で(言い方)、「あー!この方が!あの!」とようやく繋がりました。
こんな悪役がハマる俳優さんだったんだ…すごいな…
ラストはほっこりでそれも良かったです。
そしてクラウドファンディングで制作されたというスペシャルも見ました。
こちらはスピード感があって、アクションの迫力もアップしていて、CGも豪華になっている!!
爽快なエンターテインメントだ~~!こっちも好き!!
めちゃくちゃいい人な八文字くんが炎上してしまうのは心苦しかったけれど、最後の戦いのシーンでの覚醒がかっこいい~!!
特撮沼への扉が開くかと思ったわ。もうこれ以上の沼は手に負えない。
カレー屋さんのシーンで、本物とか偽物とか悩む八文字君にダンさんが答えた「うまいカレーならなんだっていいんだよ」と言っているセリフが良かったなぁ。
これを見た次の日がちょうどハンドメイドのイベントに出展する日で、もっとかわいいもの作れる人たくさんいるなぁ、とか、美術や服飾の学校に通っていた人はもっとすごいものが作れるんだろうなぁ、とか思いつつ、このシーンのことを反芻していた。
展開もセリフも堤監督の頭の中から出てきたんだなぁと思うと、めちゃくちゃすごい!!と思いました。よく考えたら映画はみんなそうなんだけど。なんかそこまで考えて映画見たことなかったな。出演者にしか気が行ってなかったからかもしれないな。
そして、実際に『スマホ仮面』を見てみて、私やっぱり堤監督が考えること好きやわ~~!!!と確信が持てたので、『パラレルワールド・シアター』の完成も楽しみに待っていようと思います!