これは厄介だっていう説もあるけど

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14年越しに初めて自担が歌う大阪ロマネスクを聴けた ~Winter Paradise 2019 ふゆパラ 内博貴公演~


「大阪の地名がたくさん出てくる、いい曲ができたらしい」

2004年の冬、関ジャニ∞に関する掲示板で知った。

当時私は高校生で、まだJr.情報局にも入れておらず、聴いてみたいなぁと思っていた。

そして2005年夏、友人が「大阪城ホール公演のチケットが取れたから一緒に行こう」と誘ってくれた。

席はアリーナの最前列で、その日が来るのを心待ちにしていた。

しかし、私がそのコンサートで自担を見ることはできなかった。

コンサートの最後に聴いたことのない曲が流れて「恋をするなら御堂筋から」という歌詞を聴いたとき、曲名の紹介なんてされなかったのに「これが噂の大阪ロマネスクだ」と思った。

初めて大阪城ホールでの単独公演の夢が叶った関ジャニ∞の7人が歌い上げる中、内くんが歌うこの曲を聴いてみたかったなぁと思っていた。

 

だけど、2年後に復帰し、本格的にソロ活動が始まって新しいバンドメンバーと歩んでいく中で関ジャニ∞の曲が歌われることはなくなってしまった。

「内くんが歌う大阪ロマネスクを聴いてみたかった」と思うことは何度もあったけれど、「いつか聴きたい」なんて発想すら出てこなかった。

そんなこと、ダメ元の願望でも思いつかなかった。

 

だから内くんがゲネプロのニュースで「十代から33歳の頃の俺をぎゅっと集めたようなセットリストにしました」と読んだときも、「エイトの曲やるのかな?前にやったAll of me for you とI・ZA・NA・I・ZU・KIの対決みたいなのが好きだったからやってほしいなぁ」とか「Ⅴ.WESTのライブで披露した、ひとりぼっちのハブラシかな?」と想像していた。

 

でも実際にライブに行くと最後まで全然エイトの曲は出てこなかった。

過去2年のライブでは披露していなかった『Frozen sky』を久しぶりに聴けたのでとても嬉しかったし、さすがにエイトの曲はないか~、でも懐かしい曲を聴けてよかった!と思っていた。

『虹色の空へ』が流れて、これで最後の曲だなぁと名残惜しく思いながら聴いた。

「長く暗いトンネルが続く」のフレーズでは暗いステージに上手から斜めにスポットライトの細長い光が差していたのに対して「日差しが差し込んで 虹色に染まる」のフレーズでは温かい朝日の光のようなオレンジ色になり、そのあとステージセットのネオンが虹色に変化するのが好きだった。

復帰するときに内くんが歌詞を書いたエイトに関する曲で、Question?とライブをするようになってからはあまり聴かなくなっていたのだけど、去年すばるくんの脱退発表の直後に少クラで披露されたり、ライブでも久しぶりに歌ったりした曲だった。

今年は亮ちゃんのことやジャニーさんのこともあったし、そういう気持ちを込めて歌っているのかなと思いながら聴いた。

 

最後のフレーズを歌い終わって、あ~終わっちゃった~と思うや否や、ドラムの雑賀さんがカウントを始めた。

最後の曲になるイメージが強い『Share our heart』や『僕らの声 願いをこめて』はもう終わったのに、何歌うんだろう?と首をかしげていたら、「今日も誰かがめぐり逢う」の歌い出しで「なんで」と息をのんだ。

 

今まで何度も聴いてきた曲だった。

音楽プレーヤーで、ライブで、何度も聴いた馴染みのある歌い出し。

関ジャニ∞が初めての大阪城ホール公演の最後に歌った曲。

初めてのスタジアム公演で一発目にピンクの衣装に身を包んで披露した曲。

すばるくんがいなくなって初めてのツアーで最後に6人で歌った曲。

亮ちゃんがいなくなる寸前のライブでも歌われた曲。

 

ステージライトがピンクに染まって、ミラーボールが反射する光が桜の花びらみたいで、客席は今回初めて出た内くん公式のペンライトのピンクが揺れていた。

全てがうそみたいで、みんながペンライトを振るなか、ペンライトを持ったまま固まってしまった。

大混乱の頭の中で、その日の早朝に寝起きのはっきりしない頭で見てきた「JR大阪駅」の看板が妙にくっきり思い出された。(ちなみに地下鉄の曲です)

 

サビになって、いつもエイトのライブでやってきた振り付けをするのが不思議な感覚だった。

みんなのピンクのペンライトが同じように見慣れた振り付けをしていて、「恋をするなら御堂筋から」のところで内くんも振り付けをしていて、これは現実なのか…と実感してからは涙をこらえられなかった。

 

初めて内くんの声で聴けた大阪ロマネスクは、内くんの伸び伸びとした綺麗な声がよく合っていた。

私が2005年の夏に聴けなかった大阪ロマネスクは、14年経ってようやく聴くことができた。

十五祭では「あのとき見たかった8人の姿を見れた気がした」という意味で2005年がやり直せたと感じたけれど、ふゆパラでは「あのとき聞きたかった8人目の歌をやっと聴けた」という意味で、2005年をやり直すことができた。

 

 

 

ここまで書いて、ジャニーズウェブで今日の「ウチにきいてよ」(質問コーナー)の更新を見たら、私の「専用のペンライト嬉しい!ありがとう!」が採用されていて、内くん本人にペンライトの感謝が伝わってお返事までもらえた…伝わってよかった…

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十五祭の感想はこちら

pink8er-hana.hatenablog.com