これは厄介だっていう説もあるけど

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映画『バッドガイズ』の吹き替えを見たあとに字幕を見た感想


いまさら!?って感じですが、ツイッターの連携サービスへの対応が心配なので、ふせったーに書いていた長めのネタバレ感想をブログに移動させることにしました。

 

昨年見た映画『バッドガイズ』の感想です。

 

gaga.ne.jp

 

友人が楽しそうにしていたことと、怪盗好きのため見に行ってきました。

すごくおもしろかった!

怪盗キッドが大好きなんですが、山口勝平さんが出ていることを知らずに見に行ったので、急に推し怪盗の声が出てきて腰抜かしました。

 

この感想では特に、吹き替えを見た後に字幕を見た時の感想を書いています。

箇条書きっぽくて節操ないですが。

以下、ふせったーに載せていた内容です。

 

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友人が「英語でどんな違いがあるか気になる」と言っていたので、感想というか、そのためのメモみたいなものです。


細かいセリフや字幕の間違いは大目に見てね!
ニュアンスだと思ってください。
あとリスニングは得意でないので、都合のいい幻聴があるかもしれません。

モルモットは英語でguinea pigらしいんですが、映画ではguinea pig cakeって言ってる?
ケーキと単語が似てるのかと思ったけど、ケーキに例えて言っているのか、それとも全然違う語尾なのかはわからん。

スネークはなんでお腹に時計を入れてるのかと思ったけど、腕時計ができないからか。マジの"懐"中時計やん、と思った。(置き時計だけど)(ちなみに懐中時計は英語でpocket watchだそうです)

ウルフがスネークをsweet heartと呼ぶのは、冒頭の車でのメンバー紹介のところでした。字幕は「ほんとに愛すべきヤツさ」
「ヘビ界のフーディーニさ」との紹介もあり。吹き替えもあったかな? 忘れた。アメリカの奇術師の名前。
ちなみに全然関係ないけど『まじっく快斗』で怪盗キッドが「フーディーニでもそんなことは(無理よ)」と言われるシーンがありまして、私は勝手に沸いた。

ちなみに呼び名については、カーテンをあけて黄金のイルカを見せる場面ではスネークがウルフのことを「buddy(字幕は相棒)」と言ったり、ウェブスが「ウルフィー」、ピラニアが「ブラザー(誰にかは忘れた)」、ウルフが「スネイキー」と言ったりもしてた。
署長のことを「dear friend police(大親友の署長)」とも言ってる。

ラニアが最初に出てくるところの声、ほぼ河合くんでビックリする。吹き替え、ほぼ英語版と同じ声してる。歌のところも、私吹き替えで見てた?と思うほど。

誕生日写真を撮る合図が「robbery」(字幕は強盗)なんですが、lovelyと発音が似ていてかわいい。わざとか?

そのあとテレビの知事のコメントでバッドガイズのことを「diabolical(ダイアボリカル・極悪非道)」と言うんですが、実は伝説の怪盗である知事の名前が「ダイアン」なの良いね。

クリムゾン・パウは「深紅の足」と字幕あり。キツネは英語でred foxといい、体は赤褐色。

Mr.プードルトンは、オオカミがかわいらしいプードルを名乗るというシャレかな。

パーティ会場前で、「知事とゴミの写真を撮ろう」みたいなことを言うところは、英語では知事(governor・ガバナー)、ゴミ(garbage・ガーベッジ)で語感が近い。

ウルフに助けられたおばあさん、ヘリからのマーマレードがウルフに言ってた「いい子」は英語ではgood boy。犬を褒める言葉の印象を日本語よりも強く感じた。

パーティで隕石が落ちた時の映像が流れるけど、その隕石引き上げの映像に映り込んだマーマレード、悪そうにニヤリとしてた。

ウルフがハットを押さえてパーティ会場を後にする仕草めちゃ好き〜〜!!!

日本語で「バケーション」「詐欺ケーション」だったところは英語では「"a con" cation」conはペテンにかける、だます、などの意味。

マーマレードの家でランプを支えているのがマーマレードの石像なところ、二回目に見るとすごい執着を感じる。
いつも服装に合わせた大粒の宝石の指輪もつけているから、黄金のイルカにも執着ありそう。知らんけど。

ウルフがジェラピケみたいなヒツジの服を着てるの、童話ではヒツジを食うオオカミが逆に食われているみたい。その服装で交わされるウルフと知事の「物語でも悪党だ」「自分の物語を描いて」が服装とマッチしている。

モルモットの倉庫でスネークが「成功率は99%だ」と言うところで、昨日のスペースでしてた曲の話を思い出した。

スネークがウルフに「お前は先生のお気に入り」っていうところ、音声ではteacher's petと言ってた。good boyって言われてたのと繋がりを感じる。
「誓うよ」は「You have my word.」で会話表現らしいんですが、お前は俺の言葉を持ってるだろってイイな…

ラストの「古典的すり替え」どこで聞いたっけなと思ってたら、祝祭のイルカのところだった!

祝祭でモブがサメに「1.6キロ先の血の匂いを嗅げるって本当ですか?」と聞く場面があるんですが、コナンで工藤新一が「血の匂いを嗅ぎつけて現場に赴き(略)食らいついたら相手が観念するまで証拠という鋭い歯を食い込ませる…それが探偵さ…」っていう探偵をサメに例えるセリフがありまして、何も関係ないが私はめちゃくちゃ沸いた。

署長の「尻尾をつかんでやる!」でスネークが尻尾はさまれるの好き。

ラニアの歌、まじで河合くん同じ…すごい。

知事とのダンスで「ヒツジの皮はもう脱いだのね」「自分の皮が一番さ」ってやりとりするの、良い。
あと、ダンスのあとの息切れまで描かれているのすごい好き。

マーマレードの屋敷でネコを助けたあと、マーマレードがウルフに「あいつらはお荷物だ(luggage・手荷物)」っていうのをスネークが聞いていたけど、監獄で「俺らはお荷物か?」を「hold in your bag?」と言ってたと思う。言葉が繋がってておもしろいなと思った。

島でスネークが「パーティなんて嫌いだ」みたいなこと言ってるの、セリフでは「No body shows up party(パーティに来るやつなんていねぇ)」みたいなこと言ってる。あと、吹き替えで何て言ってたか忘れたけど「信じてたやつに背中を刺される」ってセリフもあった。
「一番の友達」はセリフだと「only friend I've ever had(今までで唯一の友達)」で、周りの仲間を差し置いてる感がすごい。

すっからかんになったアジトで、スネークがシャークにアイスをあげたあと、いいことをしたと褒められて抵抗するように「オレたちはバッドガイズだ!!」と冷蔵庫を勢いよく閉めて、写真が落ちる。一枚だけ残った写真は全員の集合写真で、実はそこですでにスネークがマーマレードを騙すことを決意していた、っていうのがめちゃくちゃ良かった。「オレたちはワルなんだ、善行なんてするはずないだろ」とただ苛立ちをぶつけたわけじゃなくて、「オレたちは5人でバッドガイズなんだ」ということだったんですね。5→1です。(古のエイター、わかって)
これを踏まえて、エンドロールのあとに一年後、出所後の集合写真がまた映るのを見ると、良さがマシマシ。

隕石を「悪の石(bad rock)」「butt rock(ケツの石)」と言ってるの、語感が似ていて好き。
また、隕石はmeteorite(ミーティオライト)で、すり替えたのがランプ(=ライト)ってのもシャレなのかな?と思った。知らんけど。

ラニアが言ってた「セビーチェ」って何?と思ったら、魚介類のマリネだって。

「驚いた」で「Well butter my crumpets」って言ってて、そんな表現あるんだと知った。クランペットはパンケーキみたいなもの。

ヘリを追ってる途中、タランチュラがスネークのことを「He is our Mr.Grumpy pants」って言う。(字幕は仲間だったと思う)
「ご機嫌斜めくん」みたいな意味らしい。

マーマレードがウルフに向かってスネークを落とす時、字幕は「やるよ」ですがセリフは「He is yours」です。

ヘリから落ちる途中、スネークがウルフに言ったセリフは「I love you, too」

自分から言ってるのに、tooとか言うの良い。

最後に隕石のライトが倒れてマーマレードが下敷きになるところ、ケツの石の形といい、マーマレードの茶色い雫型のフォルムといい、ウンコっぽい(突然サイテーの感想)

ウルフが、シャークにアイスをあげたスネークに対して「根は優しいな」って言うところ、英語では「I know you are good」で、物語のテーマだった「善(goodness)」のgoodが回収されてる。



これは、山口勝平さんが出ていることを知らずに観に行った、ただのコナンおたくの追記。

怪盗チームめっちゃカッコイイ〜!!!→山口勝平登場→マジの怪盗やん(違います)→真犯人の流れたまらんかった。
劇場版コナンの「ベテラン声優が真犯人」を、コナンなら絶対に見られない声優で見られて最高の気分だった。

バッドガイズ、今回は山口勝平が落とす側でしたが、空中で放り出された相棒を助けに行くやつ、天空の難破船すぎて大好き演出。
空中で平泳ぎするのオマージュでしょ?!(天空の難破船はそもそも『カリオストロの城』の影響を受けているのでむしろそちらのオマージュだと思いますが)