これは厄介だっていう説もあるけど

すきなものについて雑多に語るブログです

内博貴がどんどん知らない人になっていく(11/2「まさに世界の終わり」)

もう何を書いても的外れな気がしてきた。

「まさに世界の終わり」、私は11/3が観劇最終日となった。

10/4の名古屋から一か月、毎週のようにこの舞台を観て来たけど、毎回感想がころころ変わって、もう何を書いても正解で間違いな気がしている。

 

今日観劇するまで・してから気になったことと気づいたこと。

項目別にした。

セリフは一応翻訳本を見てはいるけど、微妙に違ったりもするのでニュアンスってことで。

 

ネタバレだらけです。

 

 

 

ルイの手口

初めて観たときは、誰もルイのことを理解してあげていなくてルイがかわいそう…と思ったのだけど、回を重ねるごとに、どんだけ性格こじれてんねんと思うようになってきた。

ルイは、好き度でいうとお母さん>シュザンヌ>アントワーヌっていう感じだと思う。

お母さんやシュザンヌと話しているときのルイは表情がやわらかい。

アントワーヌが乱暴なことを言うと、いつも困ったようにアイコンタクトを取る。

お母さんに自分の死を告げようとしたのに言えなくて、アントワーヌに言おうとしたのに聞いてもらえなくて、その仕返しとして善人ぶって「アントワーヌの罪を告発する」という流れになるけど、実はルイはこの手口を序盤からずっと使っていた。

カトリーヌが子供の名前の由来の話をしようとしたとき、「なんでそんな意地悪なこと言うんだよ」「居心地が悪い」と言ってみたり、日曜日の話で席を立とうとしたアントワーヌに「どこ行くんだよ、さみしいよ」と言ってみたり。

おとなしくて気の弱い弟のふりをしながら、周りにそれとなくアントワーヌの悪印象を植え付けるのが得意。私も最初これに騙されたんだと思った。まんまとルイの手口に騙されていたんだ。

カトリーヌだけはそれを見抜いた。

「僕のことでひどい先入観を与えたんじゃないかな」というセリフ、11/2に見たときはあからさまにドヤ顔で、アントワーヌに悪印象を抱かせようとしているように見えた。

でもカトリーヌは「悪気あってのことじゃありませんよ」とアントワーヌを擁護したので、いつものやり口が通用せずに困惑したような不服そうな表情を浮かべた。

カトリーヌの「言いたいことがあるなら彼に言ったほうがいいですよ」というのは、理由はわからないけどアントワーヌを悪者にしたいほど気に入らないなら、直接言いたいことを言いなさいよ、ということなのかなと思った。

だから、アントワーヌが車で送っていくという提案をするシーンでも、ルイがわざとアントワーヌに優しくして攻撃されているように見せかけていて、母も妹もすっかり騙されてルイの味方をしているということに気付いて、カトリーヌは「おかえりいただけますでしょうか」って言ったんじゃないかな。

 

アントワーヌはなぜ話を聞いてあげなかったのか

せっかくシャンパンのところでルイの体調の異変に気付いたのに、「怖い」「しょい込みたくない」ってだけで大事な話を聞いてあげないなんて、そんなことある?って思ったのだけど、上記のルイの手口を考えたら腑に落ちた。

ルイは車で送っていくってシーンの前からずっと、おそらく家を出る前から、この手口を常習的に使っていたはず。

それをアントワーヌは思い出したんじゃないか。

それで、急に帰ってきた弟が何を真剣に話し出すのか、本当に体調が悪いのか、長男である自分がそれを先に聞かなきゃいけないのか、家族に伝えなきゃいけないのか、という気持ちが辻褄を合わせるように「体調悪いのかと思って心配したけど、昔からそうやって不幸ぶって同情を集めるようなやつだったじゃないか、何もないんだろ」という”結論”を導き出したのかなと思った。

たぶん、本当に「体調やばいのかな」と思っていたら、怖くても聞いてあげると思うんよね。

だってアントワーヌ優しいから。

ルイがカトリーヌに花を贈ったということは、アントワーヌとカトリーヌに娘が生まれたことを知ったから。

お母さんはルイがどこに住んでるのか知らないって言ってたから、きっと報告したのはアントワーヌ。

そのあと、息子にルイと名付けた話も教えている。

兄弟の間で、手紙のやりとりがあったということ。

それがもしアントワーヌの言う「お互いを見張っていた」ということに対するパフォーマンスだとしても、「新聞を読んでいる人間を見て、ルイと同じような人種だと思って俺も裏から読んでみようとするけど無理」という話でも、ふとしたときに当然のようにルイのことが頭によぎるくらいには、「あいつどうしてんのかな」って気持ちがあったんだと思う。

でも、久しぶりに会ったら昔と同じように悪者に仕立て上げられて怒って、体調悪ぶってるのも同情集めたいだけだろって思ってしまったのかな。

 

ルイの後悔

最後のセリフ「僕はきっと後悔するんだろう。こうして零れ落ちていったものを」というところ、11/2の公演は今にも消え入りそうで弱弱しくて、呆然としていて、抜け殻みたいな言い方だった。本当に大切なものを落としてしまったような。魂がなかった。からっぽだった。

私はこの「後悔」を、最初のうちは「家族に言おうとしたのに言えなかったこと」を後悔しているんだと思っていた。

でも、そう考えると文脈的に変だなと気づいた。

「後悔」のたとえ話として、「夜、山奥の陸橋で叫び声をあげたら幸福だっただろうなぁ」って内容の話が出てきたのに、「死を告げること」はどうしても幸福には結び付かない。

じゃあ、幸福って何?って考えたとき、ほんのりわかった気がした。

この場面の前の、アントワーヌがルイと向かい合って、「お前の身に何も起こらないことを願っている」というシーンでは、ルイの笑い方が今までの笑い方と全然違う気がする。音楽のせいかな。でも、本当に素直にアントワーヌの言っていることを受け止めたんじゃないかなって思った。

「あはは」「えへへ」って表面上で笑いながら「何言ってんだこいつ」って思ってそうな笑い方じゃなくて、ちゃんと笑えているように見えた。

あの場面でルイは「意外と愛されてたんだな」と感じられたんじゃないかと思う。

「空と大地の真ん中で、歓喜の声をあげるべきだった(のにしなかった)」というのは、自分がやってみたいと思ったことを実行することの例えだから、それが意味するのは「心の中で、家族に愛されているという実感をしっかりと受け止めるべきだった(のにしなかった)」ということなんじゃないかと思った。

何か反応を返すわけでもなく、ただ自分の中で「僕は家族に愛されていた」と認めること。

暗い山奥で谷をまたぐ陸橋を想像すると、暗い空間の真ん中にルイがいて、誰も人はいない。他人の目はない。そこでルイが何をしようと自由なはずなのに、叫んでみたいなと思ってもしなかった。

それはルイの心の中のたとえなのかもしれない。

自分しかいない、他人が入り込めない孤独な心の中で、「愛されていたんだ」って認めてこっそりと喜んだってよかったんだ。なのにしなかった。心の中は暗い山奥と同じように、誰の目もない自由な場所なのに。

それで、戻らないって決めて、「愛されていた」と認めることもなく死んでいく。

それがルイの言う「後悔」なのかなと思った。

死を告げないことより、残りの時間を家族と過ごさないことより、心の中でこっそりと「愛されていた、よかった」と認められなかったことが、後悔だったのかもしれない。

 

内博貴が知らない人になっていく

回を重ねるごとに、迫力が増したり、いまにも死にそうになっていたり、感情の起伏がすごく激しくて切り替わりがすさまじい。

激しく怒鳴っていたかと思えば、涼しい顔して次のセリフを喋りだしたり、家族への憎悪を大声で巻き散らかしたかと思えば、おだやかな愛想笑いを浮かべたりする。

ずっとつながった時間の中で演じているのを観ているって、忘れてしまいそうになる。

今日、観ている途中に「私はだれを観に来たんだっけ」という不思議な感覚に襲われた。

目の前にいるのが、私の好きな内博貴じゃない、全くの他人に見えた。いや、好きだけど!

いつも「内くんが〇〇役を演じている!好き!」と思いながら観ることが多いのだけど、今回は「誰?」って思う瞬間があった。「内くんってこんな人だったっけ」と思った。

ライブでファンに「あほか!」なんて言ってた楽しい内くんと完全に別人で、本当に性格の悪いひねくれたイケメンに見えた。(イケメンはイケメン)

最後のセリフも、ぼーっとした目で抜け殻のように喋っていて、見たことない顔だった。

内くんはこの舞台を苦手分野だと言っていたけど、すごいよ。すごいガッチリはまっていて、ラガルスが観たら「この人のためにこの舞台を作った!」って思ってもらえるんじゃないかな。ラガルスのことなんも知らんけど。

 

いや~~~すごかったな。すごかったんですよ。今日。

何回もため息つきながら、真顔で劇場を出た。

「なんかすごかった」しかツイートできなかった。

すごかった。本当に。

 

自分にとってコスパのいい大阪ー東京遠征手段が定着してきた

内博貴くん主演舞台「まさに世界の終わり」の東京公演期間に突入し、3週連続で大阪から東京へ遠征をするにあたって、自分なりにコスパのいい遠征手段を考えつくしたので書き残そうと思います。

ここでいう「コスパ」はただ単に安さだけじゃなくて、値段・時間・快適さに折り合いをつけて、自分がベストだと感じられる、という意味で使っています。

 

きっかけはこちらの記事。

kansoubn.hatenablog.com

 

とりあえず一番感激したのは、スカイマークが夜行バスより安くて新幹線より早いの神!!!

 

では、始めます。

 

 

 

私の環境と比較の前提

・アラサー社会人

・仕事は午後出社~深夜退社

・就寝時間は夜中の2~3時

・基本的に一人で移動・観劇が多い

阪急電鉄ユーザーの大阪府

・ホテルはとりあえず風呂入って寝れたらいい

・夜行バスは絶対にトイレ付3列シート

・今回の舞台のために移動した、自宅からDDD青山クロスシアターまでの道のりです。

・舞台の当落発表が2~3か月前なので、それくらいで値段の上がる連休を避けた日付(2019年1月18日発)で比較しています。

 

交通手段の比較

スカイマーク

http://www.skymark.co.jp/ja/

ずっと大阪からの遠征だから飛行機なら関空という固定観念が強かったのですが、スカイマークが安いと聞いて調べたら関西は神戸空港の発着で、えっこれ関空行くより近いのでは!?と気づいて、最近のお気に入りです。

舞台の当落出てすぐ押さえたら7,090円で取れてラッキーでしたが、ギリギリに取ったときは11,490円とか13,890円しか残っていませんでした。

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・自宅→神戸空港(電車移動)

 所要時間:約1時間

 交通費:700円以内

神戸空港羽田空港

 所要時間:1時間15分

 交通費:最安7,090円~13,890円

羽田空港→渋谷(電車移動)

 所要時間:約30分

 交通費:850円

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合計所要時間:約3時間〜3時間半

合計交通費:航空券が最安の場合は約8,600円


Peach

【公式】Peach | Peach Aviation

スカイマークを知る前はLCCがいいのかなとなんとなく思っていたのですが、とにかく自宅→関空と、成田→都内が遠い!と思ってたけど、自宅→関空は神戸とそんなに変わらないのか。いま比較して気づきました。

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・自宅→関西国際空港(バス移動)

 所要時間:約1時間

 交通費:1,900円以内

関西国際空港→成田空港

 所要時間:約1時間20分

 交通費:最安4,840円~(表示が3,990円で安そうにしてるのが心象悪い)

・成田空港→渋谷駅(京成)

 所要時間:約1時間40分

 交通費:1,473円

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合計所要時間:約4時間

合計交通費:航空券が最安の場合は8,193円

確かに安い。スカイマークよりも安い。でも深夜まで仕事の私にとって、仕事の翌日に朝7時発に間に合うよう起きるのもつらいし、8時についたところで公演まで時間をつぶすのもつらい。

そう考えると負担なく行けるのは午後発でソワレ観劇がベストだけど、そうすると5,940円になって合計金額は9,000円を超えるので、結局スカイマークのほうが安いことになる。

あと、スカイマークのほうが時間の選択肢が多いのも好き。


夜行バス(平成VIPライナー)

高速バス・夜行バス・深夜バスの予約はVIPライナー

リクライニングをフルで倒させてくれる、神のような夜行バスです。

私はもうここ以外は使えません。

夜行バスは3列シートでトイレ付が絶対条件なので、その値段での計算にしています。

 

・自宅→乗り場

 所要時間:30分以内

 交通費: 300円以内

・乗り場→東京駅

 所要時間:約8時間

 交通費:9,800円(ちなみに4列トイレなしだと7,800円)

・東京駅→渋谷駅(山手線)

 所要時間:25分

 交通費: 200円

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合計所要時間:約9時間

合計交通費:約10,300円

飛行機より高い値段で時間がかかる上に体力を消耗し、早朝から活動するのはだいぶしんどいので、往路で夜行バスを使うことはほぼありません。

ただ、【昼に飛行機で東京へ→ソワレ観劇→夜行バスで帰宅→午後から出社】の流れはたまに使います。

日帰りだとこのパターンが一番コスパがいい。

帰ってちょっと休憩できるのが午後出社のいいところです。


新幹線

・自宅→新大阪駅

 所要時間:30分以内

 交通費:500円以内

新大阪駅→品川駅

 所要時間:2時間26分

 交通費:13,620円

・品川駅→渋谷駅

 所要時間:13分

 交通費:170円

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合計所要時間:約3時間

合計交通費:約14,290円

正直、新幹線が一番好き!!!自宅から新大阪も近いし、着いたらすぐ現場行けるし!!!

でも、遠征を繰り返すと4~5000円の差って結構痛いじゃないですか…

JRに金を払うよりも、自担に払いたいじゃないですか…

そう考えたら、やっぱりスカイマークが一番コスパがいいかなと思って、最近のお気に入りなんです。

 

宿泊(ファーストキャビン)

最近はもっぱら「ファーストキャビン」というカプセルホテルを利用しています。

ファーストキャビン公式サイト

 

だいたい4,500円~6,000円くらいで泊まれるカプセルホテルなんですが、なにより2段ベッドじゃないのがありがたい!

一度、2段ベッドのドミトリーに泊まったことがあるのですが、私のばあい音はどうでもいいけど、着替えのスペースが狭すぎて困るんですよね。ゆったり過ごしたい。

ファーストキャビンはベッドの上で立っても大丈夫なくらい縦のスペースがあるので好きです。(私は身長約160cm)

洋服もハンガーにかけられるし。

タオルとパジャマがあるのも荷物が減ってありがたい!

歯ブラシくれるし、お風呂は大浴場で銭湯みたいになっていて、シャンプー、コンディショナー、メイク落とし、洗顔、化粧水、乳液、ヘアブラシ、かみそりもあります。

ヘアアイロンもある!!

とにかく荷物が少なく行けるのがうれしい。

あと、チェックイン前でもロビーを使わせてもらえるので、スマホ充電したりご飯食べたりうたたねしたり、ゆったり過ごせるのもいいです。

wifiを使えるのもありがたい。

あと、バーカウンターでお酒も飲めるから、終演後にホテルに帰ってお酒を飲みながらブログ書いたりツイッター見てのんびりするのも好き。

基本的に自担の現場は一人で遠征することが多くて、連番のときも他県の友人と現地集合なので、ホテルは綺麗で風呂・寝るができればOKなんです。

よく使う店舗は愛宕山

新橋と御成門の真ん中なので、帝劇、クリエ、新橋演舞場、東京ドームへのアクセスがいい。

今回のDDD遠征は西麻布の店舗にしました。

DDDまで歩いて20分くらいだった。夏でなければいける。

いろんなところに店舗が増えているようなので、同じように「とりあえず綺麗なところで寝れたらいいわ」って人にはお勧めです。

 

まとめ

こんな感じで、チケット代を除くと

泊りの時はスカイマーク+ファーストキャビン+スカイマークで約22,000円

日帰りの時はスカイマーク+夜行バスで約18,900円

これが自分の最適な手段だなぁと今のところ思っています。

そして、「航空券安かったからついでにチケット買い足そ!」と出費の上塗りをするなどしています。

 

 

 

内博貴をいつまでもキュートな浪花のプリンスだと思っていたら大間違いだ

と、言われた気がした。

舞台「まさに世界の終わり」を、10/4に名古屋市芸術創造センター、10/19にDDD青山クロスシアターで観劇した。

 

\ 一般チケットまだ残席あります!ぜひ! /

www.stagegate.jp

 

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去年の舞台「コメディ・トゥナイト!」については「かわいいハニトー内博貴が松竹座に帰ってきた!」と大騒ぎしたけれども、今回はまるで正反対。


内くん自身も「難解」「不得意」「はげるんちゃうか」とボヤいていたけれど、私のほうも、ここまでセリフと感情をストレートに受け取るだけではない舞台を観るのは16年の内担歴の中で初めての経験だった。

私にとって内博貴は、歌声に惚れこんで担当になったアイドルだった。

中学生のころ深夜のローカル番組で歌う彼を見て、この歌声をもっと聴きたいと思ってデビューを待ち、CDを買い、無期限謹慎に泣かされ、ライブの有無に一喜一憂しながらここまできた。


正直、ストレートプレイの舞台は私が求めるものとはちょっと違っていた。

内博貴にはキラキラした衣装を着て、どまんなかで気持ちよさそうに歌っていてほしいという願望が強かった。

のびやかに甘い歌声を響かせる内博貴が大好きなんだ。

色んな役を演じる自担を楽しめるお芝居も好きけど、ライブをしてほしいという思いのほうが大きかった。

 

でも、今回の舞台ではそれを微塵も感じない。

 

ルイを生きる内博貴のこめた設定や思いを読み取りたい、それぞれの登場人物が何を考えているのか知りたい、そんな気持ちで食らいつくように観劇して、予定していたよりもチケットを増やしてしまった。

ぶっちゃけ、「楽しい!サイコー!やっぴー!」と手放しでエンジョイできる舞台ではない。

余命一年を申告されたルイが家族に告げるために実家に帰るも、なかなか言い出せない…という内容で、自担本人も「終わった瞬間、言わんのかい!って思う」と言うほどで、話の展開的には、わかりやすいものを求める私にはモヤっとするものだ。

でも、その中で「言えない」「知るのが怖い」「言わせなかったことを後悔しろ」という気持ちを含む彼らのやり取りの意図を読み取ろうとしながら観劇することはとても刺激的で、頭がいい意味ですごく疲れて、いままで経験したことのない充足感を味わえるものだった。

 


ここからネタバレも含みます。

 


ベッドの上で悪夢にうなされて何かを掴もうと飛び起きる登場のシーンでは、苦しんでいるはずなのに美しくてエロさすら感じてしまう。開始10秒で内博貴の魅力・色気が全開。

そして帰省の道のりという設定で客席をぐるりと一周する。

これはDDDのみの演出で、ただでさえ約200席の狭い会場なのにさらに内博貴がすぐ近くまで来る。いい匂いがするともっぱらの噂です。

家族の前では優し気な愛想笑いを見せるけど、本音独白のシーンでは死への恐怖と孤独に苦しんだり、自分を愛してくれない(と思っている)家族に憎悪を募らせたり、家族を操りたい(自分の死を知って悲しんでほしい)と邪悪な考えをめぐらせたり…

 

とにかく、優しい笑顔だけではなく、恐怖、悲しみ、苦しみ、怒り、憎悪、寂しさ、色気、さまざまな表情の内博貴を堪能することができる。

かわいいだけ、かっこいいだけだと思っていたら大間違い。

急に知らなかった側面が次々と現れたように感じて、内くんってこんな人だったっけ…と嬉しい戸惑いを覚えた。

こんなにも複雑な感情を目まぐるしく使い分け、表現する内博貴を見るのは初めてで、すっかりこの舞台の虜になってしまった。

「言えない」ということが主軸であるぶん、その感情に隠された気持ちまで推し量る余地があり、もしこういう設定だとしたら、こういう背景があったとしたら、と無限に思いをはせられる。

難しいとぼやく自担がここまでどれだけの努力をして膨大なセリフを覚え、役のことを考えて気持ちをこめてきたのだろうと考えるのも楽しい。

自担から、そういう話ももっと聞いてみたい。

 

しかし、そういうのを楽しみにしていた今週更新のブログの内容は一週間長いわ~というボヤキと、「秋刀魚おいしかった!スーパーの秋刀魚めっちゃ安くない!?」と鮮魚売り場の秋刀魚の写真がアップされるという庶民感あふれるもので大笑いした。

アイドルからスーパーの魚写真を見せられるとは思わなかった。

夫かよ。

ていうか写真なら自撮り載せてくれよ。


アフタートークの回では役が憑依してしまったように暗くて消耗していた様子で「内博貴が帰ってきてない」という印象を受けたほどで、私もルイが暗く苦悩する姿を自担に重ねてしまっていたのだけど、ブログは相変わらずで、内博貴健在だなぁと思った。

 

 

この舞台についての考察(と呼べるか怪しいけど)はこちらの記事をご覧ください。

pink8er-hana.hatenablog.com

pink8er-hana.hatenablog.com

10/19「まさに世界の終わり」東京公演とアフタートーク

観劇前に、フォロワーさんと念願の「松竹大谷図書館」へ行きました。

公益財団法人松竹大谷図書館

舞台の写真やプログラム、台本、関連雑誌などがたくさん所蔵されています。

普段は見られないような舞台の写真もたくさん見られて、懐かしくて、本当に楽しかった!!

とくに、公演中の舞台をシーンごとに撮影した全体像の写真が20~30枚ほどあって、チャプター再生のメニュー画面みたいで、当時の思い出がよみがえってきて、本当に楽しかったです!

 

そして、初めてのDDD青山クロスシアターへ!

初めての小劇場で最前列、しかもアフタートークも目の前で、こんなに近くで素の内くんを何分も見られるのも初めてで、とても贅沢な体験でした……もうこんなラッキーはなかなか起こらないかもしれない……

 

 

ネタバレあります。

 

 

順序良く語れないから、項目ごとに書く。

 

 

 

ルイの設定について

今回は、ルイが同性愛者かもしれないという視点で観た。

髪をなでつけるように耳にかける仕草も、内股で座っているのも、そうなのかなと思った。なんかくねくねしてるなぁと。

(でも内くんライブで歌うときもよく内股になったり、くねくねしたりしてるからどうなんだろうな~…)

カトリーヌとアントワーヌの子供に「ルイ」と名付けたという話のとき、自分の名前を二人が選んでくれたことに最初は笑顔を浮かべているのだけど、「あなたには子供がいないから」「アントワーヌが、あなたは子供を作らないだろうっていうんです」と言われた瞬間から、ルイの視線が泳いで落ち着かなくなって、すごく動揺する。

名古屋でもその動揺には気づいたけど、近くの席だともっと視線がきょろきょろ動いているのまで見えた。

鏡のシーンのセリフでも「一番ひどいのは、僕が恋をすること」とある。

(って翻訳本にあるけど、舞台でもあったよね、たぶん…脳みそが追い付かない…)

 

アントワーヌが異変に気付く

今回気づいて一番ビビッと来たのは、日曜日のドライブの話をするシーン。

みんながシャンパンを飲んでいる中、ルイだけがグラスに手を付けずに水しか飲んでいない。

母のグラスが空になってアントワーヌが注ぎにいったとき、ほかの人たちにも注いで上げようとするんだけど(日本だと嫁の役割である場合が多いのでフランス的だなと思った)、ルイのシャンパンが少しも減っていないのを見て、ルイの顔を見て、怪訝そうな表情を浮かべる。

無言なのに「こいつ全然飲んでないじゃないか」というセリフが聞こえてくるほどだった。

きっとこのとき、アントワーヌはルイの体調が悪いことを察知したんじゃないだろうか。

体調が悪いならお酒は飲まないだろうから。

これはルイも手を付けないでおく必要があるので、きっと正式な約束事なんだと思う。

 

これに気づいてから、アントワーヌの見方が変わった。

ルイが話そうとしてなかなか言い出せずいるときに「そういうお前のぐだぐだ話が嫌いなんだ」とか「お前は思い付きで帰ってきただけだ」とか「なんでお前がここにいるのか知りたくもない」といったセリフを吐くのを、ルイの心情も知らずに嫌なヤツだ!と思っていたのだけど、シャンパンのくだりが最後の「聞きたくない、怖いんだ」というセリフへの伏線だったように思えた。

 

ルイの仕返し

さきほどの、アントワーヌに病気のことを言おうとしたのに、「お前は思い付きで帰ってきただけだ」「聞きたくない」というセリフのあと、アントワーヌがルイを車で送っていくというシーンに入る前、ルイが心の内を話すセリフで「アントワーヌは僕を追い払いたいようだ」「口には出さないけど、僕はそのことでアントワーヌをあえて非難する」という。

このあとルイはアントワーヌに優しく接するので、何が非難なんだだろうと思っていたのだけど、今回見て、底意地の悪さがじわりと来ました。

このあと、よかれと思ってルイを送り届けようとしたアントワーヌと、ルイにまだ帰ってほしくないシュザンヌが喧嘩になる。

そこに優しいツラして火に油を注ぎまくるルイ。

「もっといいのは僕がここに泊まって、一晩過ごして…」とシュザンヌが望むようなことを言って、喜ぶシュザンヌに対してアントワーヌが「送るって言ってるんだ」と怒る。そこからどんどん喧嘩が大きくなって、取っ組み合いになる。

アントワーヌを ”落ち着かせようとして” ルイが優しく触れると、アントワーヌは「触るな!」とさらに激昂する。

もう、どっかでルイが笑みでもこぼすんちゃうかなと思って見ていた。その瞬間を見てやろうとすら思っていた。

こうしてどんどんアントワーヌを悪者に仕立て上げて、「ルイがかわいそう」と思わせることが、話を聞こうとしなかったアントワーヌへの非難なのかなと思った。

でも、アントワーヌは、急に帰ってきたことや、お酒に手を付けていないことに気付いたことから、ルイに対して気遣う気持ちは本当にあったんだろうと思ったし、このあともルイを「子供のときより心配になる」と言う。

子供のころから「愛されていない」が口癖のルイに対して感じていた遠慮や「愛さなければいけない」という義務感。

突然いなくなったルイを心配しなければいけない。

だって家族だから。

でもそういう義務感だけじゃなくて、本当に心配する気持ちもあるよって言いたかったんだと思うけど、もうルイはニコニコと話を聞いているだけだった。

私はそれを和解だと思って微笑ましく見ていたのだけど、アフタートークでの那須さんのお話によるとこれは愛想笑いだったようで、ルイはもう心を閉ざしてしまっていたらしい。

それをふまえて振り返ると、ルイって本当に外面と本心がバラバラだなと思った。

 

母の愛はルイにとって愛なのか

どうしても、内担だからルイの味方をしながら見てしまう。

お母さんは「あんたたちのことはなんでも知ってる」と得意げにわかったように話すけど、同じセリフの流れで「あんたがどこに住んでるのか知らないけど」って言うのが、すごく奇妙に思えた。

ルイが帰ってきたときカトリーヌとは初対面なのに、カトリーヌは「お花を送ってくれましたよね」って言って、名付けについてのシーンでは「(娘の)写真を送りましたよね」って言うの。

きっと出産祝いでお花をもらって、その返事として写真を送ったのかな。

そしたら、娘が8歳ってことなので、18年留守にしているけどカトリーヌは8年前にはルイの住所を知っていたことがわかる。

だから、「どこに住んでいるのかわからない」なんて、わからないはずがないんだよね。

もし、出て行ってから実家に送り続けていた短い手紙には居所がバレないように住所を書いていなくて10年も居所がわからなかったとしても、8年前には絶対に住所がわかったってことでしょ。わかった瞬間に会いにいったりしないのかなって。

ルイのセリフに「僕が望んでいるからって僕をいつも置き去りにした」「僕をそっとしておいて、僕など気にかけていないふりをすることが、僕をさらに愛することだって思いたいからなんだ」というセリフがあるのも、こういうところから来ているんじゃないかと思った。

母は、ルイが住んでいるところはわかるけど、ルイは放っておいてほしいだろうから会いに行かないというのが愛だと思っていて、住所も気にかけないようにしている。

でもルイは「それを愛だと思ってるんだろうが違うぞ、俺は愛されてない!」って思っていた。

ほな自分から会いにいけよ面倒くさいやっちゃなって思うけど、内担としては、やっぱりルイの味方をしながら見てしまうな。

それでいて母は「あんたたちのことはよくわかってる!」というスタンスだから、余計にルイは「いやいやわかってないし…」って思ってしまうのかもしれない。

 

最後のセリフの変更

最後のセリフが変更になっていた。

名古屋では「僕が残念に思うことになるのは、こんな感じで忘れていくことさ」という翻訳本と同じかそれに近いセリフだったんだけど、東京では「後悔」とか「取りこぼす」とかが入ったセリフに代わっていて、「えっ、これで終わり?」と思っていたら終わってしまった。

名古屋の前に本を読んでいたから、名古屋では「あ、これ最後のセリフだ」と思ったので、間違いではないと思う…

「~さ」っていう言い方がすごく好きだったので残念だけど、「後悔」しているという気持ちが伝わりにくくて変えたのかなと思った。

 

シュザンヌの祝砲

シュザンヌが「祝砲!ドーン!」ってルイに撃つ真似をしたとき、ルイが戸惑ったような沈黙のあと「……? うっ(><)」って撃たれた真似をするのがSo cuteでした。

(でもこれも、そうするとシュザンヌが喜ぶだろうっていう計算してのものなのかな…)

 

 アフタートーク

順序もたぶんバラバラだし言葉はニュアンスですが、内容だけでも覚書ってことで。

登壇は石丸さち子さん、内くん、那須佐代子さん、鍛治直人さんの4人。

内くんは黒のジャージに黒のクロックスという、完全リラックススタイル。

自己紹介も「うちひろきで~す」とダラーンな感じで、もうちょっとしっかりしてや!ほかのファンの人もおるで!って感じなのだけど、よくよく見てたらまだ内博貴に戻ってない感じで、すごく暗くてドヨーンとしていて、内くん早く帰ってきて~!って思った。

石丸さんにも「普段は気のいい大阪の兄ちゃんなんですけど」と言われていて、本人も「スイッチのオンオフが難しくて、終わってからも引きずる」ということでした。

そのあと、話したり笑ったりしているうちに、だんだん内博貴が戻ってくる様子が目に見えて、「よかった、内くん帰ってきた」って感じた。

 

内くんのスイッチの話

「内くんは普段明るいけど、どうやってスイッチを切り替えてるの?」という問いには、ベッドに寝て出てくるところから切り替わっているとのことでした。終わってからが切り替わりにくいとのこと。

 最近しょっちゅう追いかけられる夢ばっかり見ているそうで、「最初うなされて起きるじゃないですか。ほんまあんな感じで起きる」「病気なりそう」「最終日まで、病気ならんようにがんばります」と言っていました。

本当に、出てきた瞬間が内パラでファンのことおちょくったり、楽しそうに歌ってた内くんとかけ離れていて、ズドンと来てる、スイッチが切り替わらない、というのを実感しました。

でも、開演前は鍛治さんと楽しくお話しているらしい。

二人は同じ楽屋で、2公演の日は「おはようございまーす!」「夜イチがんばりましょ!」と挨拶しなおしてマチネをなかったことにするらしい。それを5回くらいやって、「これいつまでやります?」ってなる。「でも体は正直」と内くん。

 

おばけちゃん

内くん「兵庫の二日目が一公演しかないのにめっちゃ疲れた。ラガルスが見に来た!劇場っておばけちゃんがいるじゃないですか?俺昔から霊感っていうか六感があるんですよ。(鍛治さんに、今日は何人いる?と聞かれて)今日はいませんね」

この見出しをつけたかっただけです。

 

内くんとルイについて

石丸さんの「内くんはいいとこの家の子だと思うけど、屈折してるルイのことどう思う?」と問いに、内くんは「わかんないっすね!最初、『メッセンジャーになって!』って決めて家族に言いにいくけど、やっぱり言えないじゃないですか。内家だったら、最初のモノローグ10分喋って、ピンポーン押して、おお博貴ひさしぶりどうしたん~ってなって、俺来年死ぬねん~、まじか~!、暗転、おわり!内家だったら5秒で終わります。1日10公演ぐらいできますね。」

 「ラガルスと友達になれそう?」という質問には、「なれませんね!よくもこんなん作ってくれたなと!」(敬意を!払って!笑)

また、「普段人と話してる時って全部はしっかり聞いてないと思うんだけど、家族と話してるシーンではきちんと聞いてるの?」という石丸さんの問いに、「ちゃんと聞いてますよ」と内くん。「だから聞いててズドンってくるし、お母さんと話してるシーンでもいつ言おうと思いながら聞いてるけど、やっぱりお母さんには言えないなって思う。で、お兄ちゃんに言おうと思うんだけど、お兄ちゃんにも突き放れて、やっぱり言えなくて…」(この話どう終わったか忘れた…)(自担)

那須さんはこのルイの流れについて、「せっかく言おうと決めて来たのに結局だれにも言えなくて、心を閉ざしちゃって、最後に家族みんなでテーブルにいるシーンでアントワーヌの言うことをずっとルイが作り笑顔で聞いているのを見ると心が痛い。でもお母さんはルイが死ぬことを知らないから、帰ってきたときはうまくいくかもって期待して、でもやっぱり心を開いてくれないなって思って、もしかしたらまた今度来てくれて今度は心を開いてもらえるかな、と思ってる」とのことでした。

そして、みんなルイが死ぬことを知らないから、それを知ったあとが悲惨だよね、というお話もありました。

 

那須さんの役作りについて

「再会したときの反応が日によって微妙に違うけれど、どんなふうに演じているのか」というお話。

「入ってきたときのルイの表情にもよるし、日によって違う。お母さんだから、もちろん嬉しいけどアントワーヌやシュザンヌのことも考える。あんまり喜んだらアントワーヌはいい気がしないだろうから、出さないようにもする。」

「18年も会ってないってことは14歳くらいで記憶が止まっているから、こんなに綺麗に成長した息子がいきなり帰ってきたらドキドキするのかな?お母さんだからドキドキしないかな?どんな気持ちになるかなと思って、内くんがそれくらいの時の写真をネットで探して、デビュー当時とかの画像をスマホに入れて見てます」(内「なにやってんすか」と恥ずかしそう)

あのギャルな内くんの写真が那須さんのスマホに…と考えたらすごく面白い。

ちなみに、初めましてのときは綺麗な顔でどきどきしたそうです。笑

 

鍛治さんについて

舞台中は乱暴だしルイに向かって嫌なこと言うし話も聞いてあげないから、アントワーヌは怖い人だと思っていたのだけど、登壇のときに鍛治さんが窓から入ってこようとしているのを見て、ご本人はおもしろい人だ!とわかって安心しました。笑

内くんのこと「博貴」って呼んでて、仲の良さが伝わってきた~!

この舞台のあと、アントワーヌとカトリーヌはルイを送り届けて、「あ…じゃあ」と気まずい感じで別れるだろうけど、そのあと車内でカトリーヌに平謝りだと思う、とのことでした。笑

あと、お友達が観に来られたときに「アントワーヌが一番まともだよね」とおっしゃっていたそうです。

そうなのかな…私は口数が少ないから、あんなにルイにも家族にも怒鳴りちらかすアントワーヌは怖いと思うし、なんでそんなこと言うのって思うことが多い。

一家を仕切っていかないといけない男の人から見たら、また見え方が違うのかも。

石丸さんはカトリーヌをフランス人女性らしい強い女だと思っていて、きっと将来アントワーヌは捨てられて、若い男とくっついて、強く生きていく。『カトリーヌ』というスピンオフをしたい、というお話もあり、「アントワーヌかわいそう」と鍛治さん。

 

 

ラガルスの話 

ラガルス自身も自動車工業の盛んな町に育って、家族もその仕事で恩恵を受けていたというお話もありました。家庭環境も、実際のラガルスのものと劇中のものと、重なっているようす。てことで、病気もやはり重ねて考えてよいのかな…と思いました。

 

 

あとは11月に観劇の予定です。

ひとつマチソワ連続の日を作れたので、1日2公演の疲労感も体験できるのが楽しみ。(演じる側の比ではないに決まってるけど)

 

 

当日券も出ているようなので、気になる方はぜひ! 

www.stagegate.jp

 

 

 

前回、名古屋公演を観劇したときの記事。

pink8er-hana.hatenablog.com

『ナイツ・テイル』を観劇しました

激戦の中、ありがたいことに8月、9月、10月と合計3回観劇できたのですが、セリフが難しいのと神話にうといのとで話についていくのに精いっぱいで、ようやく細かいことにまで目を向けられるようになったのでやっとブログを書くことにしました。

広瀬さんが出演しているんですー!

 

  

本作が記念すべき帝劇デビューとのことでどうしても行きたかった帝劇、観に行くことができて本当によかった!

そして9月20日のお誕生日公演も入ることができてよかったです。

 

 

ここからネタバレします。

 

お話は、序盤は難しいセリフと真剣なシーンで正直しんどそうだな…と思ったのだけど、進むにつれて笑いをさそうセリフもたくさん出てきて、ハッピーエンドで、楽しかったー!と終わることができました。よかった。

 

光一くんはSHOCK以外でお目にかかるのは初めてで、とても不思議な感じがしました。

ジャニーズウェブに登録しているので、光一くんのブログを読んでお勉強させていただきました。

「ジョンは魔法使い」と言われている所以がわかってよかった。

 

井上芳雄さんは歌声がすごく綺麗でパワフルで、すごかったなぁ。

ジャニーズ以外はほとんどミュージカルや舞台を観に行くことがないので、本職の方ってすごいんだ!!と驚きました。

(ジャニーズを下げているわけではなくて、違うジャンルには違うジャンルのすばらしさがあるんだなぁってことね。)

 

音月桂さんと島田歌穂さんは、強い女性って感じでとてもかっこよかった。ヒポリタ、捕らえられて妻にされたのに悲壮感がまったく無くて、めちゃくちゃカッコイイ。

 

そして、上白石萌音ちゃん、とにかくめちゃくちゃかわいい~~!!!

ガツンとパワーのある声量ってわけではないのですが、透き通ったような可憐な歌声で、とてもかわいかったです。大好き!

ホクサイと飯さえあれば』のドラマが好きで毎週録画して見ていたのですが、ごはんを作るときの幸せそう~~な表情がすごく好きで、偶然にも初めて生でお目にかかれて、本当にうれしかった。

フラビーナが加わる森のダンスのシーンでは、萌音ちゃんと広瀬さんがダンスのペアになったので、とても私得でした!!!

パンがアイコンタクトをとりながら、たどたどしく踊るフラビーナにダンスを教える様子が、とても微笑ましかったです。

最後に倒れそうなフラビーナを持ち上げるところでは、パンの表情から「あと少し頑張って!」というセリフが聞こえてきそうでした。

 

広瀬さんの役名のパンは、ギリシャ神話の登場人物で、牧羊神だそうです。

(調べてみて、そうなのかな?と思ってリプライ送ったら、そうですよ!と答えてくださった。改めて、SNSで出演者の方にコメントを送ることができるこの時代すごいと思う…)

だからツノが生えてたり、モフモフの衣装なんだな~。

その衣装がかわいくて一番好き!

神話の登場人物の名前がたくさん出てくるのだけど、大学時代、倫理の授業で神話をやってたけどさっぱりわからなくて単位を落としてしまった私は、エンタメを存分に楽しむためには、やはり教養って必要なんだな…と痛感しました。

 

3回目にしてようやく気付いた広瀬さんの細かいお芝居の話をすると、冒頭のアーサイトとパラモンが捕虜にされてしまうシーン。

闘いの末に倒れた二人を殺そうとシーシアスの部下(?)たちが刀を構えるのだけど、「生かして捕虜にする」とのセリフにみんなが「えっ?」となったあと、広瀬さんが近くに倒れている人の足を触るんです。

なんかそれが、「仲間がやられたのに殺さないのか」と言っているように見えた。

 

あと、ダンスでエミーリアから誰が冠をもらうかというシーンでは、アーサイトのダンスの上手さに「すごいやつが来たぞー!」って顔をしてたり、エミーリアと踊る順番が回ってくるのをソワソワわくわく待ってたり、冠がもらえなくてすみっこでいじけていたり、広瀬さんの表情がクルクル変わって楽しかったです。

 

2月に広瀬さんが『ナイツ・テイル』に出演するって決まったのを職場で知った瞬間、本当に嬉しいのとチケットを取れるかどうかが不安すぎて、震える手でコーヒー飲んで自分を落ち着かせたのを覚えているのですが笑、こうして絶対に入りたい公演に入ることができて本当によかったです。

 

残りの公演もわずかとなってしまいましたが、これから『ナイツ・テイル』に行かれる方、ぜひ広瀬さんの豊かな表情と細かい演技に注目してください~!!楽しいよ!

10/4 舞台『まさに世界の終わり』名古屋公演を観劇しました

内博貴くん主演の舞台『まさに世界の終わり』を名古屋で観劇してきました。

 

ちなみに下記公演もこれからあります!

10/6(土)藤沢市民会館

10/13(土)~11/6(火)東京 DDD青山クロスシアター

一般チケットがまだ残っている日もあるので、気になる方はぜひ!

www.stagegate.jp

 

 

先にストーリーのネタバレにはならなそうな、自担の様子だけ言いたい。

(これも人によってはネタバレになるかもだから、避けたい人は避けてくださいね)

 

 

いままで見てきた内博貴の舞台で、一番いろんなかっこよさが詰まってる!と思った。

かわいさは『コメディ・トゥナイト!』の比呂くんがダントツ優勝なんですけど、かっこよさは『まさに世界の終わり』のルイくんが一番だわ…私の中で。

 

家族に向ける愛想笑い、家族に自分の死をなかなか言い出せない焦りの表情、シニカルな笑み、自分の死が迫ることに対しての絶望、悲しみ、孤独、諦め、怒り…内博貴が魅せる感情表現の乱れ撃ち。

愛され息子な一面も、邪悪な本心の一面も、死への恐れで子供のように泣く一面もあって、それが表向きと内心のシーンを行ったり来たりするもんだから、感情の移り変わりが目まぐるしい。

 

いままで、内くんのお芝居でこんなにも表情の機微を見たことがあったかな…と思うほど、家族の言葉ひとつひとつに対する表情の変化もあって、目が離せなかった。

 

本人は「セリフ難しい」とか「俺の苦手なタイプ」とか「禿げそう」とか「ポッカーン」とか言っているのを聞きながら、「とか言ってしっかり仕上げてくるやん~!」とは思っていたけど、なんかもう、今まで知らないくらい(私の観察力がなかっただけかもしれないけど)それぞれのセリフにも行間にも緻密に気持ちを使い分けてるのかと驚いた。なにこれ。こんなにすごいことができたの。知らなかった。

去年の内パラから「内博貴の新章がまた始まったな」と思っていたのだけど、この舞台も新章を語る上で外せない項目になると思う。

 

しかも、ジャケットの裏地が暗めの赤なのがすごく色気を感じてすごい。(語彙がない)

ルイの愛想笑いの裏に秘めた渦巻く感情を象徴するかのような、血の色みたいな暗い赤色。

パンフレットの衣装デザイン画にも「深い赤」と指定があるので、何かしら意味はあるのかもしれない。

パンフレットの表紙も、登場人物の人数と同じ、5枚の赤い花びら。

 

東京のトーク回に行くので、何か裏話的なことも聞けたらいいなぁ。

 

 

 

 

ここからはストーリーのネタバレですので、避けたい方はご注意ください。

 

というか、見た前提で自分が言いたいことだけ書いてるので、見てない人が読んでもなんのこっちゃ意味わからんと思う。 

 

 

原作の翻訳本を買ったものの、開いた瞬間から意味がわからなくて、果たして私はこの舞台を楽しめるんだろうか…という不安が大きかったのだけど、杞憂でした。

本で読んだだけのときは文字通り白黒の文字でしかなかったセリフが、舞台では音楽、照明、出演者の方々の動きや声色、表情などで色づいたように見えて、作品に命が吹き込まれるというのはこういうことか、と感じました。(それでもセリフは難しかったけど)

 

原作では内くん演じるルイが34歳で、鍛治直人さん演じるアントワーヌが弟という設定でしたが、舞台では年齢設定を逆にしたようです。

パンフレットを読むと、ニュアンスだけど「家を出て作家として成功した弟は、地元の工場で働いている自分とは違うと感じたときに屈折した気持ちが出てきたのではないか」といったことが書かれていて、アントワーヌが乱暴な態度をとるのは弟に対する愛憎ととらえて話を組み立てているらしい。

確かに、兄よりも弟のほうが奔放に生きて成功しているのなら、兄にとっては羨ましかったり妬ましかったりするのかなと思った。

でも母親が「アントワーヌが怒ったときに、もう何も背負いたくないって言う」というシーンがあって、そこは舞台のアントワーヌが兄であるよりも、原作通りアントワーヌが弟であるほうが、家族を背負うという負担は余計に大きく感じられたのではないかなと思った。

兄弟の設定は、理由付けをしやすいように逆にしたのか、それとも出演者の年齢に合わせたのか、どういう意図なのかなと気になる。どこかでわかればいいな。

 

内くんはパンフで「この家族が肌に合わなくて出て行ってずっと帰っていなかったのかも」「出て行って、死ぬからじゃあ帰ろうっていうのは自分勝手だと思う」という内容のことを言っているのだけど、私は、ルイは戻りたかったけど出て行った手前戻りづらくて、いつかいつかと思ううちに18年も経ってしまったんじゃないかなと思う。

 

でないと、わざわざハガキを送って接点を保ち続けようと思わないだろうし、行方もわからなくしちゃうと思う。

しかも電車とタクシーで行き来できる距離なら、ハガキの住所で家族が訪れてくる可能性だってある。

もしかしたら、ルイはそれを試していたのかもしれない。

二言三言のメッセージを送り続けて、いつか家族が自分に会いにきてくれると思っていたのかもしれない。

でも全然来てくれないもんだから、自分は愛されてないと憎しみを募らせてしまった。

家族に愛されてないと思って、でもいつかまた会いたいと思っていて、そのままずっと時間が流れて、死ぬことになったから最後に会いに行ったのかな。

 

プロローグのセリフで「こうした極限状態(死を待つだけの状態)でも自分を思い通りにできるという幻想を(他人にも自分自身にも)与えるために」とある。

そのセリフの最初のほうには、ニュアンスだけど「死を認めることになってしまうから死を意識するような行動をするのは怖い」といった内容のセリフもあって、その怖さを乗り越えてまで「思い通り(=家族に告げる)」にしたいんだから、会いたかったんじゃないのかなと思う。

 

でも結局言えないまま迎えたエピローグのセリフでは、過去、夜に山の中で線路沿いを歩いていたら陸橋に差し掛かり、谷をまたぐ線路を歩いたことが綴られている。

そうやって天と地の間を歩いていたときに、歓喜の叫び声をあげるべきだと思った、それが幸福感だと思った、けどやらなかった、とも書いてある。

そして最後のセリフは「僕が残念に思うことになるのは、こんな感じで忘れていくことさ。」で終わる。

 

ルイは自分が一瞬「したい」と思ったことをその場でパッとできない人間なのかもなと思った。(実際、家族に死ぬこと言えてないから、そらそうやわな)

月明かりに照らされた誰もいない陸橋で叫ぶことなんて誰にも迷惑をかけないし、きっと気持ちいいと思う。でもしなかった。

「やっとけばよかった」という記憶が残って、でもその時の反省を生かせずに忘れてしまう。

それで今回家族のもとに帰っても、プロローグでの決意を押し込めてしまって、また「やっとけばよかった」を繰り返す。

決意を忘れるんじゃなくて、「やっとけばよかった」と後悔する気持ちを忘れてしまうのかなと。

「夜中に陸橋で叫んでみたらよかった」

「18年の間に家族に会いに帰っとけばよかった」

「ちゃんと死ぬこと言ったらよかった」

残念なやつ~。

 

だからきっとルイにとって家を出て行ったことは、すごく大きい決断だったんだろうな。

自分の言いたいことも言えず、やりたいことを抑えて、愛想笑いをして、それに疲れてついに爆発したんじゃないかな。

だから家族を嫌っているような、嫌おうとしているようなセリフが出てくるのかな。

あのショータイムみたいなとこ。(あれ、いきなりショータイムみたいになったな!と思ってびっくりした。歌うんかと思った)

爆発だったら、家族に会いたくてもホイホイ帰るのが憚られるような別れ方だったのかもしれない。

でも、難しいセリフばっかりだったので、もしかしたら見当違いのことを言ってるかもしれない。

あと数回観るので、読み取れるようにがんばる。

 

あとは、お母さんが日曜日にはドライブに行ったのよって話をしてたくだりで泣いちゃった。

息子が大きくなってその恒例行事がなくなったと言っていたけど、お母さんはそれをさみしく思ったんだろうなぁ。

うちの家族も小さいころは家族みんなで出かけたけど、いまはあまりなくなって、たまにみんなで出かけるときは母がすごくうれしそう。

それと、ルイとお母さんがテーブルで話しているシーンで、お母さんがやたらとルイの手をぺたぺた触るんだけど、あ~~これうちの母にもよくされるわ~~と思った。

「華ちゃん大きくなったねえ~今日はご飯食べて帰りや~」とか言ってめっちゃぺたぺた触ってくんの!笑

だから、あのお母さんの仕草はルイが帰ってきたのを本当に喜んでるんだろうなと思って、それでも泣いちゃった。

どっちが先かわからないけど、うちの家族にもルイ達みたいに別れが来るんだなと思って。

 

シュザンヌとカトリーヌの心境についてはパンフレットを読んでどちらもすごく腑に落ちた。

シュザンヌは父親代わりの兄に腹が立つときもあるけどそれを我慢してて、今回はそれが表に出て、アントワーヌからしたらそんなことは「初めて」だから、ルイへの愛憎と相まって余計に腹が立ってイライラが募ったんだなと。

 

お芝居だから大げさだし、よその国の話だから感覚的に理解しにくい・できないことも多いけど、それを考えてみる楽しさがあった舞台でした。

内くんの今までにない面を見られたのもよかったし、私自身も内くんのお芝居を今までにない楽しみ方ができてよかったな。

といっても、まだまだわからないことはたくさんあるし、まだこれから行く公演もあるので、もう少し内くんが台本から読み取って理解して込めているであろう気持ちや設定を感じ取れるようにがんばります。

 

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10/17追記

ルイが家を出た理由について

 

マシュマロでこのコメントをいただいて、調べたり考え直したりしました。

marshmallow-qa.com

 

作者のラガルスがエイズで死去したということは知っていたのですが、「エイズは同性愛者に限った病気ではない」ということに配慮しすぎて、その可能性を完全に排除していた。

けれど、映画『たかが世界の終わり』ではルイは同性愛者という設定らしい。(ネットで見ただけだから、映画も見てみよ)

原作のあとがきにもエイズについては「同性愛者の病と言われた」との記述はあったけれど、ラガルス自身がそうだったのかどうかは検索してみてもよくわからなかった…見落としていたらすみません…

原作のルイがどうなのかまでは描かれていないけど、そうだとしたらアントワーヌがカトリーヌに「ルイは子供を作らないかもしれない」と言った話を聞いて動揺したのも、自分が同性愛者であることがバレたのかという動揺だったのかもなと思った。

(観劇したときは、来年死ぬからもう子供は作れないという気持ちなのかと思っていた)

 

さらに、シュザンヌのセリフには「ルイ(アントワーヌの息子のほう)が洗礼を受けたとき」という一言が出てくる。

洗礼という単語から、この一家はキリスト教徒ということがわかる。

キリスト教では同性愛は罪とされる。

最近はLGBTやレインボーパレードなどが世界で盛んになっているけど、この戯曲が書かれた当初はもっと風当たりが強かっただろうし、ましてやキリスト教で罪とされるなら、他人はもちろん家族にも、人に言うのは相当憚られることだったのではないかと思う。

それで、ルイは家族に知られたくないとか、周囲に知られて家族に迷惑をかけたくないとかで、家を出て行ったのかもしれない。

原作ではルイが兄という設定だったので、長男として父親のいない家庭を守っていかなければならず、さらに跡継ぎを作らなければならないというのは、かなりのプレッシャーだっただろうし、それも原因にあるかもしれない。(フランスに跡継ぎの概念あるのか知らんけど。でも親の名前やさらにその親の名前を子供につけるって話はあった)

 

あとは、なにか気づいたらまた書こうと思います。

9/21~9/23 関ジャニ∞ GR8EST in Taipei オフィシャルツアーに参加しました

タイトルの通り、関ジャニ∞ GR8EST in Taipei オフィシャルツアーに参加しました。

 

スケジュールは

9/21 朝9:10出国→昼11:00ごろ到着で自由行動

9/22 自由行動→19:00から台北アリーナにてコンサート

9/23 昼12:15出国→夕方16:00ごろ帰国 

でした。

 

 

 

9/21 出国&観光

朝7:10に関空集合。実はこの日は台風で甚大な被害を受けた関空が全面復旧を始めた日。

今年関ジャニ∞は大阪観光大使を務めており、夏前に関空ではGR8ESTのウェルカムボードが展示されていたのですが、関ジャニ∞の公演にぴったり間に合って復旧してくれたことに奇跡を感じてしまいます。

 

チェックインカウンターで受付を済ませると、Eチケット等の説明とともにオフィシャルのグッズをいただきました!うれしいサプライズ!

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メンバーが台湾の見どころを紹介するミニガイドブック。(中の写真はロケじゃなくてコラ)

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クリアケース、ツアーパス、ボールペン。

クリアケースは遠征でレターセット持ち歩くのに便利で助かる!

 

ツアーパスの後ろにはメンバーと自分の名前が連名になっており、参加してます感がすごい。ただ、このツアーパスの使いどころは何も説明がなく、つけていないといけない場面もなく、未使用で終わりました。記念に置いておくね。

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9:10の飛行機で出発し、11:00ごろ台湾の桃園空港に到着!

ここで集合して、バスに乗り込みます。

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乗ったバス。この中でガイドの方が注意事項の説明や両替をしてくれました。

「屋台のジュースやフルーツを口にしたら日本人はお腹こわすよ。そしたら次の日コンサート行けないから気を付けて!」の注意が的を射ており、笑いに包まれる車内。

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ホテルは忠孝復興駅から近い「福華大飯店」でした。

 

部屋の写真を撮ることなんてすっかり忘れていた…綺麗で広いお部屋でした!

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ホテルでもグッズのプレゼントがあり、またもやサプライズ!

スリッパ、歯ブラシ、ガラガラ型のツボ押し、ミニタオル、あぶらとり紙、ウエットティッシュ、ミニバッグ、絆創膏。

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「暑いからしっかりタオルで汗ふきや!テカテカなったらあぶらとり紙使いや!ミニバッグでおでかけ行くんやで。靴擦れしたら絆創膏貼りなさい!屋台でウエットティッシュもいるやろ!観光で歩き疲れたらツボ押しして、ふかふかのスリッパでくつろいで、歯ぁ磨いて寝ぇ!」という関ジャニ∞兄ちゃんたちのメッセージが込められているとしか思えないラインナップだ。

兄ちゃんたちありがとう~~!!でも荷物整理する前に渡して~~!!

 (荷物を預ける前、グッズしまって出かけたいし先にもらっとくか、ともらいにいったらコレだったので、荷物を預けてから引き換えた人は「まって」ってなってたと思う)

 

荷物を預けて、24時間乗り放題チケットを買い、観光へ!

とりあえず最優先の目的地は龍山寺

台北パンフで安田くんと丸山くんが撮影していた場所です。

安田担の友人と行ったので、山田がポーズを決めていたのと同じ場所で写真を撮りました♡

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次は西安へ。

レンガ造りの建物の中にクリエイターの方々のブースが並んでいて、楽しかったです!

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買ったもの。

 

キラキラしたマグネット。

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台湾の食べ物モチーフのポストカード。

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タイル柄のポストカード。

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台湾名所・名産品の柄のポーチ。

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いったんホテルに帰って部屋に荷物を置き、士林夜市へ向かいます。

夜市ではフライドチキン、小籠包、エビのフライ、魯肉飯を食べました。おいしかった!

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 (めっちゃ茶色いな)

 

ホテルに帰ってからは、「ツボ押してwww」と笑ったツボ押しをフル活用して足のマッサージをしました。めっちゃいいわコレ。

 

9/22 観光→コンサート

朝、ホテルのツアーデスクでチケットを引き換えたら、またもやグッズのプレゼントが!

なんと久しぶりのマジカルバンド!とボディシール。

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まずはパンフのロケ地である台北101へ。

ミニガイドブックで安田くんが紹介していた鼎泰豊のエビシュウマイや小籠包を食べました♡

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そして、同じくミニガイドブックの大倉くんのページに載っていたお店へ、マンゴーかき氷を食べに行きました。

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マンゴーの果実を口に入れた瞬間、果汁100%のジュースに変わった!!ってくらい、やわらかくて甘くて濃厚でおいしかった〜〜!

 

このあと関ジャニ∞ストアへ…も行ったのですが、混みすぎてて並べず外から見ておしまい。

 

グッズ列は到着した時点で3時間待ち!

完全にナメてた…

結局、ギリギリまで並んだけど既に持っているペンライト以外は売り切れてしまって、何も買わずに入場しました…

 

この日9/22は関ジャニ∞の全国デビュー日。

入場前、関西限定デビューの「浪花いろは節」と台北アリーナに映し出された関ジャニ∞の映像を一緒に撮影しました。

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このCD一枚から台北公演まで14年。

私は離れていた期間もあったけれど、山あり谷ありの長い年月を経てようやく海外に飛び出した関ジャニ∞の活躍を本当にうれしく思います。

いまから12年前、高校生のころに嵐の台北公演があるのを知って「私も関ジャニ∞が海外公演をするときは絶対に行きたい!」と思っており、ようやくその夢が叶いました。

 

 

入場して、よくわからない中国語表記の座席を恐る恐る確認しながら探すと、なんと座席はバクステ近くの前列!

安田くんの立ち位置の近くで、安田担の友人が喜んでいてよかったです♡

 

GR8EST BABYのマナー喚起映像が流れて、中国語のアナウンスに歓声!

台湾エイターは、ずっとエイトが台湾に来てくれるのを待ちわびていたんだなぁと胸が熱くなりました。

そしてオープニング映像での「GR8EST in Taipei」の文字にも、ついに海外に飛び出したんだ…!と感激。

 

一曲目は「へそ曲がり」

日本でのGR8ESTとは逆で、前半アイドルパートからの後半バンドパート。

海外一発目に「へそ曲がり」を持ってきた意図はなんなのだろう。「本音じゃ 怖くて仕方ねえ」ということなのかな?

 

「ER2」「無責任ヒーロー」「なぐりガキBEAT」と疾走感のある曲が続き、挨拶へ。

みんな一言二言、中国語で挨拶をしていました。

名前とか、日本から来ましたとか。

大学の第二言語で中国語を選択していたので、もう少し真面目に勉強しておけばよかった!

亮ちゃんは本当にそつなくお上手。

大倉くんは「ダージャーガオ?ハオ?」と確認しながら挨拶。

やすくんの「みんな関ジャニ∞のこと好きか~?」は理解できた!

まるちゃんは自己紹介に「ワンシャンロンピン」を絡めてみんなで合唱♪

パーン!も久しぶりにやった気がする。

そしてまるちゃんのギャグのあとで「せっかく練習してきたのに忘れてもた」と挨拶しづらそうなヨコ。

ヒナは「まいど!」から始まり、ゆっくりはっきりした日本語であいさつし、中国語は「謝謝」だけの一本勝負。

キャーキャー言われて、「日本ではあまりない反応ありがとう」と茶化しながらも嬉しそうでした。

 

次はソロコーナー。

「わたし鏡」では「遠く離れた台湾にいるあなた」という替え歌に沸く台湾エイター。

「torn」は大倉くんと錦戸くんが踊るたびに歓声があがり、日本に比べて盛り上がるポイントが細かくて、一挙一動が本当に嬉しいのだなぁと思いました。

 

「パンぱんだ」インスタ風の映像が可愛すぎて心の中でイイネ5億回押した。

「LOVE&KING」にも笑い以上に歓声!

 

ここからは、公演前にあったファン投票の人気曲メドレー!

日本のドームツアーのセトリにはなかった「I to U」からスタート。

「T.W.L」「イッツマイソウル」「好きやねん、大阪」も日本ではなかったですね。

久しぶりの「好きやねん、大阪」すごくうれしかった!

最近の曲の振り付けはなんとなく真似しているけど、いろは節~おばロクまでは歌番組などを見て熱心に振り付けを覚えようとしていたので、一発目から勝手に手が動く!

 

「好きやねん、大阪」は思い出深い曲でもあります。

2005年、内くんが無期限謹慎となった直後の大阪城ホール初単独コンサートで初披露された曲で、黒いジャケットとパンツスタイルで暗闇から登場した7人にパッと照明が当たると、インナーが全員内くんのメンバーカラーであるピンクを着ていたときの衝撃がすごく強かったことを覚えています。

そんな曲を異国の地でも聴くことができるなんて、感無量です。(めちゃくちゃコントの歌だけど)

 

そして台湾の熱気とぶつかり合うように「罪と夏」が繰り出され、「がむしゃら行進曲」「前向きスクリーム!」と続き、MCへ。

 

MCは全編日本語で通訳なしだったけど、台湾エイターも日本語を勉強しているからか、各所で笑いが起きておりました。すごい。

大倉くんと村上くんは焼肉からの牛肉麺を食べにいった話

ヨコヒナのパンフ撮影でマッサージに行った話(「ひとこともしゃべらんかったけどな(村上)」「そんなこと言うなよ…(横山)」)

亮ちゃんのステージドリンクが牛乳で、ストローで飲んでるのが子供みたいと大倉くんにつっこまれる。(そしてパッケージをはがしてわからなくしてあるのに「新鮮ってと書いてる」と発言し、終演後すぐおたくに特定される)

まるちゃんの一発ギャグは台湾でもダダスベリし、もうやめよか…となるも「もう一回!」コールが起こり、再挑戦。(でもややウケ)

結局、締めに一言「Thank you so …チッ!much」とマッチを擦る音と絡めた挨拶が一番ウケていた。

 

そして映像コーナーでは中国語でイケメンなセリフを言う企画。

中国語のおかしなセリフ「将来の夢はゴリラになることです」「僕はブラジャーをつけています」とイケメンなセリフ「何があっても君のことが好きだよ」を、字面だけで選んで言う、という内容。

ゴリラは亮ちゃん、ブラジャーはヒナ、イケメンセリフはやすくんでした。

 

映像が流れる前、「立つタイミングはみんなわかるやろ」とはけて行ったエイトの言う通り、映像が終わると自然に立ち上がるエイターたち。

 

ここからはバンドパート!

これまた日本ではなかった「象」があり、うれしかったです!

激しいバンドナンバーが続き、最後は大阪ロマネスク。

御堂筋、梅田駅、難波、戎橋…普段の私の生活に密接した大阪の地名がたくさん織り交ぜられたこの歌が外国の台湾で歌われて、聴いている台湾エイターたちはそれらを「エイトの曲に出てくる地名」として認識して愛着を持っているのかもしれないなと思うと、とても不思議な感じがした。

 

アンコールは盛大なエイトコール。

エイトコールに応えて登場したメンバーの中に、ギターを携えたやすくんを見て、「クラゲ!?!?」と驚く安田担友人。

いや、ここで「クラゲ」の流れは不思議すぎるのでは!?と思っていたら、「台湾」というワードを含む中国語で歌い始めたエイトと、歓声をあげる客席。

「あっ!台湾の有名な歌ちゃう!?」と私もすっとぼけましたが、よくよく聴いていると「無限大」であることにやっと気づきました。と同時に号泣。

 

「無限大」も2005年、「好きやねん、大阪」の両A面として発売された曲で、あのとき大阪城ホールで聴いた曲なのでした。

台北アリーナの規模やドームツアーよりも地味目なセットに「あのときの大阪城ホールのコンサートみたいだなぁ」と思っていたのですが、時を経て、国境を越えて、そのときに出た曲を中国語でアレンジして披露するエイトの姿を見て、いま私が見ているのは13年前のエイトの未来なんだと急にタイムスリップしてきたような気分になり、でも二人もメンバーが減ってあのとき信じていた未来とはずいぶん形が変わってしまったな…と涙が止まりませんでした。

当時は内くんが戻ってくるのもまだ信じていたし、まさかもう一人メンバーが自分の意志で抜けていくなんて思いもしなかったので。

「夢に描いた世界はいつも思うほど簡単じゃなくて」というフレーズが、あまりにも心境とリンクしてしまった。

 

ラストは「ここに」

関ジャニ∞の「これまで」に思いを馳せた「無限大」とは一転、「これから」新たな道を歩んでいく関ジャニ∞の誓いのようなこの曲で、初の海外公演は幕を閉じたのでした。

 

セットリスト

1.へそ曲がり
2.ER2
3.無責任ヒーロー
4.なぐりガキBEAT
5.わたし鏡
6.torn
7.パンぱんだ
8.LOVE &KING
9.I to U
10.オモイダマ
11.キングオブ男
12.T.W.L
13.イッツマイソウル
14.好きやねん、大阪
15.罪と夏
16.がむしゃら行進曲
17.前向きスクリーム
18.NOROSHI
19.象
20.言ったじゃないか
21.ズッコケ男道
22.LIFE
23.大阪ロマネスク

アンコール
24.無限大
25.ここに

 

9/23 出国→帰国

最終日はお昼発の飛行機に乗るため、朝9時にチェックアウト!

実質2泊2日やん~~ともったいない気持ちですが、まぁスケジュールの決まったツアーなので仕方がない。

朝ごはんを食べて、コンビニに新聞を買いに行きました。

(右上の写真が大きい生地は9/22発売の新聞で、あとの2つが9/23のもの)

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最後にエイトからのサンクスレターとおみくじ(曲名や歌詞の一言が出てくる)をもらいました。

あたたかい。本当に、エイトと一緒に台湾に来られてよかった。

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そして送迎バスで桃園空港へ。

短い旅ではありましたが、長年の夢であった自軍の海外公演に行くという野望が叶って、とても楽しい三日間でした。