これは厄介だっていう説もあるけど

すきなものについて雑多に語るブログです

関ジャニ∞が見せたい関ジャニ∞は素晴らしかった


関ジャニ∞7人での最後の演奏が終わった。

最後のすばるくんの「eighter!」という叫びは、ごめんな、ありがとう、楽しかった、6人をよろしく、応援してくれ、愛してる、いろんな意味の詰まった一言だったんじゃないかと思う。知らんけど。

 

4月15日の会見には相当な衝撃を受けて動揺したものの、5月6月は何もかもいつもどおりで関ジャニ∞はアホなことやって笑っていて、やっぱウソだったかな?と思うことも多かったけれど、7月が近づくにつれて「7人最後の〇〇」の告知が増え始めた。

メンバーも徐々に想いを吐露するようになり、悲しむべきことではないというメンバーもいれば、喜んで送り出せないというメンバーもいて、でもどんな気持ちでも「その時」は来てしまうから前を向いてやっていくしかない、という想いは同じに見えた。

  

昨日、大倉くんがラジオでたくさん話してくれたことがとても嬉しかった。

誰がどんな気持ちでもいい、という言葉に安心した。

すばる担でもなければ、エイトに担当がいるわけでもないので、私に寂しがる権利はあるのか、と思うこともあったから。

そして、ラジオから流れてきたHeavenly Psycho。

その前に放送されたクロニクルでも、この曲が弾き語りで歌う様子が放送されたばかりだった。

私は2005年に内くんが謹慎でいなくなってから復帰まで、この曲を「再会への希望の歌」だと位置づけて聴いていた。

だけどそれは叶わなくて、希望をはがせなくなったまま、ここまできた。

その曲をエイトが大切な曲だと言って最後に披露してくれて、この曲が「別れの曲」になった。

2005年と2018年の別れが重なって、あのとき再会を願いながら無理やりに希望を持って悲しみを抑えて聴いていたのが、今になって溢れだした。2005年の私と一緒に泣いた気分だった。

 

LIFE、キングオブ男、がむしゃら行進曲、NOROSHI、Heavenly Psycho、オモイダマ、無責任ヒーロー、大阪ロマネスク、LIFE

最後に、なるべくファンが喜びそうな曲をちりばめたという気遣いも嬉しかった。

直接すばるくんとお別れをしたかった気持ちもあるけど、きっとチケットは激戦になって、来れない人も出てしまうだろうし、自分がそうなったらすごく嫌な気持ちになる。

最後にみんなが平等に見られるテレビでお別れをしてくれたのは、限られた選択肢の中でも綺麗な選択だったと思う。

(直接会いたい気持ちを考えると、正しいとか良いとかいう意味ではないけど)

 

アイドルというか人間は誰でも、見せてくれた・話してくれたことしか受けとりようがないし、大倉くんがリスナーにとらえてほしいように話した言葉をそのまま受け取るしかないけど、関ジャニ∞はとてもファンのことを考えて、気にして、でも力強く前に進んでいるんだと思えて、たくさん話してくれて本当によかった。

この一週間、いつもどおり楽しく、でも寂しさは抑えられなくて、ファンが喜ぶ曲を歌って、すばるくんを綺麗に見送って、関ジャニ∞が見せたい関ジャニ∞は素晴らしかった。

 

ラジオでは「7人いるから1人くらい抜けても大丈夫やろって思う人もいるかもしれないけど、実はそれって、歌割やメンバーの関係性も変わるし、すごくたいへんなこと」といった内容のことも言っていた。

それでも「前を向いてやっていくしかない」「次のステージを見てる」と語るメンバーの気持ちが、大人になった今、少しだけわかって、強くて頼もしいなと思った。

 

私の話になるけれど、ここ数年で同僚が退職するということが続いた。

少人数の部署で、一人抜けるだけでも顧客へのフォローをどうするか、その人がやっていた仕事を誰が引き継ぐのか、てんやわんやで、だけど顧客にそれは関係ないから「今度からこのメンバーでやっていきます!よろしく!」というふうに何事もなかったかのように進めていかなきゃいけなかった。

そのときの「めちゃくちゃ大変だけどやっていくしかないわ」って気持ちの何倍も強いものを、関ジャニ∞は持っているんだろうと思った。

 

内くんが謹慎になった直後は「なんでこんなに悲しいのにエイトは全然悲しんでくれないんやろ」と思っていたけど、あんな状況の中で二十歳そこそこの兄ちゃんたちがほぼ構成も決まっていたであろう2週間後のコンサートを練り直し、舞台の代役を立て、場を盛り上げて笑って笑わせてくれたことは、どれだけ大変なことだっただろう。

 

あの時から13年経って、関ジャニ∞5大ドームでコンサートをするようになって、落選も当たり前になって、テレビで毎日のように見るし、人に話すと「関ジャニ∞かっこいいよね」と言われることも増えた。

めちゃくちゃ最高で最強になった。

「でも」と「だから」、両方の意味で接続するしかないけど、もう一人、グループをセンターで引っ張ってきた渋谷すばるが抜けてしまうことは大きい。

 

これから、すばるくんの叫びのような殴りかかるようなパンチのある声は関ジャニ∞からなくなってしまって、どんなライブになるんだろう。それを聞いたとき、どう思うんだろう。

でも、きっと本人たちのほうが「どんな反応が返ってくるんやろ」って思うよなあ。

6人であることはまだしばらく受け入れられないけど、楽しいコンサートにしてくれるに決まってるということは信じている。

「信じる」なんておおげさな言葉より、「当たり前」のほうがふさわしいかもしれない。

だって13年前のコンサート、自担の不在は悲しかったけど、しっかり楽しかったもん。

普通に、当たり前に、ちゃんと、楽しいコンサートにしてくれるんやろ?って思ってる。

13年前から関ジャニ∞のスピリッツは変わってないし、

13年前よりももっと最高で最強になったんだから。