これは厄介だっていう説もあるけど

すきなものについて雑多に語るブログです

名探偵コナンの無料開放が始まったので1~30巻の話をする


つい最近こんなことを言っていたのですが、

 

 

今日から『名探偵コナン』の無料開放が始まったのでクルッと手のひら返します!

app.sunday-webry.com

 

第一弾(1~30巻)

2022年10月19日~11月8日

第二弾(31巻~60巻)

2022年11月9日~

第三弾(61巻~90巻)

2022年11月23日~

ですって!いけるいける!

 

「キャラが多すぎてもうわからんねん!」という人は、『コナン編纂室』というサンデーのページから、どのキャラがどの事件に出ているか検索することができますのでオススメです。

websunday.net

 

読んでくれ~~!!!私とコナンの話してくれ~~!!!

 

と叫ぶだけではつまらないので、今回の公開範囲1~30巻の好きな回や小ネタ、解釈の話をひたすらします!

 

ネタバレばっかりするので、コナンを読み終わってから下記の文章を読んでいただきたい!

 

コナンを読んだことがある人は記事を読んでから読み返すのも一興かと思います。

 

サンデーうぇぶりではFILEごとにタイトルがわかれていますが、こちらでは事件ごとのタイトルでまとめています。触れていない事件もあるよ。

有名な事件かどうかにかかわらず、自分が喋りたいところだけ喋っています。



1巻 ジェットコースター殺人事件

記念すべき1作目!

最近読み返したときに(人生で何周もしている)、トロピカルランドのジェットコースターが上がっていく場面でカラスが見下ろしていることに気づいて、「初っ端から匂わせてたんじゃん!?」と思った。

工藤宅の図書室でコナンが初めて名乗るシーンには、よく見ると本棚の下に怪盗キッドが主役の『まじっく快斗』が置かれています。

 

2巻  奇妙な人捜し殺人事件

野志保(灰原哀)の姉、宮野明美の初登場。

「父を探してほしい」と依頼してきた広田雅美(宮野明美)に蘭が入れ込んでしまったのは、自分の身近でも行方不明者(新一)が出たばかりというのもあるのかな…と思っている。

この回からすでに宮野志保のシルエットが描かれているって知ったとき、「ほんとだ~!!」ってなった。

アニメでは灰原登場まで時間が空きすぎるからか、黒ずくめの組織は全然関係ない人間で描かれていました。

そして灰原登場直前に、アニメオリジナルで宮野明美が再び描かれるという現象が起きた。

 

4巻 新幹線大爆破事件

これもアニメではジンとウォッカじゃなくて別人で描かれていた謎回。これで新幹線の食堂車に強い憧れを持っていたのに、大人になるころにはなくなってしまっていてかなしい。いつか食堂車がついた電車に乗りたい。

 

4巻 大都会暗号マップ事件

子どものころ読んですごくわくわくしたなぁ。特に組織が関わったり、大きく物事が動く話ではないのだけど、お気に入り。

 

5巻 カラオケボックス殺人事件

木村達也が青酸カリによって血を吐いて死にますが、青山先生は後に弟さん(医者だったはず)から「青酸カリでは血を吐いて死なない」と教えてもらったそうで、プロでもそういうミスはあるんだな、としみじみ思います。自分もブログ書いたり本作ったりして、あとから誤字に気づいてへこむことあるけど、「青山先生も青酸カリで血を吐いて死ぬと思ってたしな…」と自分を励ますときに思い出す事件。

 

5巻  江戸川コナン誘拐事件

これさ~~~~!!!!子どもの頃、初めて読んだときすっごいドキドキしたの覚えてる!!

全部知ってる今でもドキドキする。大好きで何回も読んでる。感想として薄すぎるけど本当に好き。

 

7巻 ピアノソナタ「月光」殺人事件

言わずと知れた「月影島」!

コナンが「犯人を推理で追い詰めて死なせてはならない」と胸に刻んだ事件ですね……

ところで、『まじっく快斗』の4巻には怪盗キッドが犯人を死なせてしまう話が入っているので、月影島が好きな人はぜひそちらも読んでください。

主人公だからって万能なばかりでないところがいいよね……

 

8巻 闇の男爵[ナイトバロン]殺人事件

ナイトバロンが怖いだけじゃない。新一の探偵としてのスタンスが蘭の回想の中で描かれていて、それがすごく好き。それが14巻の『スキーロッジ殺人事件』や29巻の『大阪”3つのK”事件』にも通じているので、この3つは繋がってないけど連続して読んでほしい。

 

9巻 歩美ちゃん誘拐事件

これも子どものころ好きだったな~。探偵団が殺人じゃない事件に絡んでる話が好きなのかもしれない。

 

9巻 小五郎の同窓会殺人事件

おっちゃんが活躍する回!!これも8巻の新一のスタンスと通じるものがありますね。ここでおっちゃんに推理を譲るのもまた良い。

 

10巻 外交官殺人事件

服部平次初登場&工藤新一が初めて帰ってきた回~~!!!

これも初めて読んだときすごく衝撃だった……

「そいつはちがうな…」って、背景なしの見開きで登場する工藤新一、カッッッコ良すぎ……

これを書くために見返しても新鮮に「むちゃくちゃカッコイイ……」ってなった。

今なら小学生が酒を飲むなんてコンプラ的にアウトでしょうね。解毒剤が開発されてよかったです。(高校生もアウトです)(人が死にまくってるのにコンプラも何もない気はするが)

 

11巻 コーヒーショップ殺人事件

妃英理の初登場回。「新一と会う」と嘘までついて「大切な人」と待ち合わせをしている蘭に嫉妬するコナン(新一)かわいすぎて良い。

 

12巻 月と星と太陽の秘密

これも本当にわくわくする回だった。好き。少年探偵団が絡むと、子どもがわくわくするタイプの冒険回になるのいいよね。

 

12巻 ホームズ・フリーク殺人事件

平次にバレる回。これもドキドキしたな。今でこそ仲良く謎解きやってる西と東の名探偵だけど、最初はバレたくない相手の一人だったんだな~と思うと感慨深いですね。

 

13巻は結構平和だったな(平和とは)

 

14巻 追いつめられた名探偵! 連続2大殺人事件

蘭にバレそうになる回!本格的に怪しまれたのはこれが初めてかな?これもドキドキしたなぁ。ここのカラー絵がすごく綺麗なのよね。

 

14巻 スキーロッジ殺人事件

8巻でも触れた『スキーロッジ殺人事件』!

やむを得ず蘭に憧れの先生が犯人だと推理ショーさせるの、つらいな~と思いつつ、そういうつらさはコナンではあまり得られないので好きです。

 

15巻 人気アーティスト誘拐事件

コナンの声を担当している高山みなみさんが登場する回!これは一人二役がすごく楽しいので、ぜひアニメでも見てほしい。子どもの頃、途中の歩美ちゃんとの入れ替わりにめちゃめちゃ感激したのを覚えている。

 

15~16巻 名家連続変死事件

犯人が自殺しようとして、それを阻止したコナンと平次。「死なせてやったほうがよかったんやろか」と平次が言ったあとに、月影島の回想が出てくる。7巻では描かれていなかった、そしてあの事件で強く意識するようになった探偵としての信条が、ここで明確に描かれていて良い。



16巻 帝丹小学校七不思議事件

小林先生は今でこそ優しくて愉快な先生だけど、この初登場ではめちゃくちゃ怖かったな。笑

この回も冒険っぽさが強くて好きです。少年探偵団の回は、子どもの日常に潜む謎や冒険をくれる。

 

16巻 コナンvs.怪盗キッド

来たぞ~~~~~!!!!

何から書いていいかわからない。すごい長くなる。

とりあえず、子どものころの私は怪盗キッドのカッコよさに打ち震えました。

なんたってタキシード仮面様育ちの女児ですから。

そして大人になってから知ったことですが、タキシード仮面は怪盗キッドをモデルにして作られたそうです。(怪盗キッドが主役の『まじっく快斗』は1987年連載開始)

青山先生が「コナンのライバルになる怪盗を出したい」ってなったときに「昔描いたじゃん!」ということで登場させたそうです。

それを「工藤新一と見間違える」という導入で出すの最高でしょ。そんなん、コナンから入った読者の子ども(私)はめちゃめちゃビックリしちゃうでしょ。それが最後に、工藤新一じゃなくて怪盗キッドの正体だったんだよ、って明かされるの、もっとビックリしちゃうでしょ……

しばらくあとに近所の子が持っていた『まじっく快斗』の3巻を初めて読んで、「怪盗キッドだけのマンガもあるの!?!?」と、女児は大大大衝撃ですよ。

逆に『まじっく快斗』のファンも、しばらく動いてなかった連載のキャラクターがここへ来て華麗に登場するんだから、相当目ん玉ひん剥いたと思う。知らんけど。私がもともと『まじっく快斗』のおたくから始まっていたら、絶対に目ん玉ひん剥いてる。

『まじっく快斗』の話をし始めると長くなるんですが、どうせまたあとで出てくるので、もしも知らない人がいた場合に備えて、ここで軽く説明を入れます。

 

怪盗キッドの正体は黒羽快斗。江古田高校2年生。魚が大の苦手。父親は黒羽盗一という有名なマジシャンだったが、8年前の脱出ショーで死亡。ある日、父親が実は怪盗キッドをやっていたということを知った快斗は、その死の真相を掴むために怪盗キッドを始める。父はビッグジュエルと呼ばれる宝石を狙ったときに、ある組織に目をつけられたせいで殺されたことを知る。ビッグジュエルには不老不死の石「パンドラ」が隠されており、月にかざすと赤く光る。だから怪盗キッドは宝石を盗んだあとに、宝石を月にかざして、パンドラでないとわかれば「目当ての宝石じゃなかった」と言って返している。コナンで「手下」と呼ばれているのは、黒羽盗一の付き人だった寺井黄之助(じいこうのすけ)で、バーのオーナー。快斗はジイちゃんと呼んでいる。ジイちゃんは阿笠博士と友達で、道具を作ってもらったり、ビートルを借りたりする関係であることが匂わされている。つまり、キッドとコナンは、元を正せば阿笠博士が作った道具でやり合ってるってこと。

 

こういう前提を踏まえたうえでコナンのキッドを見ていただくと、さらに良さが増します。

 

ちなみに屋上で初めてキッドが姿を現す瞬間、欠けた月がバックにあるのですが、2017年公開の映画『紺青の拳』では、屋上で話をするキッドとコナンの背景に、同じ欠け方をした月が描かれています。そういうの大好きすぎる。

あと、アニメではクリーニング屋に扮した黒羽快斗とジイちゃんが少しだけ見られます。

そして、この回が大好きすぎて英語版のコミックスも買ったんですが、「よぉ…ボウズ…」とコナンに話しかけるキッドの最初のセリフ、英語だと「HEY, KID」になっており、自己紹介みたいになっていておもしろい。

日本語版の話に戻って、そのあとコナンが「花火!」というコマがありますが、昔読んでたときは確か「花火だよ!」だったんですよね。なぜ変更されたのか気になる。覚えるほど読んだ。

怪盗キッドの去り際の決め台詞も、船でキッドを追い詰めたときのコナンの決め台詞も、まーーーーじで語彙が隅から隅までカッコよすぎて大好き。

鈴木家のパーティーでこれまでに登場した人物が何人か出て来てるのも、気合い入れてる感があって良いです。

ところで、泳いで逃げるしかなかった黒羽快斗、海で魚は大丈夫だったのかどうかが気になるところ。

 

17巻 強盗犯人入院事件

なぜかコナンの曲をカラオケで入れると高確率で映像が出てくることでお馴染みの事件。

 

18巻 初恋の人思い出事件

レモンパイの回!

NHKグレーテルのかまど』で紹介されたレシピで、母に作ってもらいました。

甘酸っぱくておいしかったな。

 

18巻 黒の組織から来た女 大学教授殺人事件

灰原哀初登場!2巻で出てきたシルエットの「妹」がここでようやく出てくる。

これも初めて読んだときすっごいドキドキした。ついに悪者に見つかっちゃった…と思った。

哀ちゃんはしばらく心の壁があったけど、映画『天国へのカウントダウン』あたりが大きなターニングポイントになったな…と勝手に思っている。

 

19巻 ミステリー作家失踪事件

これも大きく物事が動くわけではないけど、たまに読み返したくなるお気に入りの回。

小説の中に読者への暗号を込めるっていうのがわくわくする。(結末は悲しいけど)

ここで舞台になっている杯戸シティホテルは、16巻でキッドとコナンが屋上で対峙したホテルです。

 

19巻 浪花の連続殺人事件

遠山和葉初登場!大阪の名所もたくさん登場して、大阪市民としては嬉しい限り。「京セラドーム大阪」がまだ「大阪ドーム」だったころの話です。

 

20巻 奇術愛好家殺人事件

来たぞ~~~~~~~!!!!!

いまなら冒頭で怪盗キッドの話が出てきたら「おっ、今回は来るな!」と勘付きますけど、読んでた当時は小学生だったもんで、怪盗キッドが出てきた場面でそりゃもう心底素直に「うっそー!?」となりましたよ。

本当に華麗なレッドヘリングなんだよ……

レッドヘリングはこの回において怪盗キッドが使うハンドルネームなんですが、関ジャニ∞の『赤裸々』という曲に「華麗なレッドヘリング」というフレーズがあり、私はそれを聞きながらいつも「それは本当にそう」と、この回を思い出す。

さて、16巻で先に『まじっく快斗』の話をしたのには、ここへ通じる意味があるんですよ。

怪盗キッドの正体である黒羽快斗の父親・黒羽盗一の名前がこの話で出ています。ほかの人物から父の名前が出たのを聞いて嬉しそうな土井塔克樹は、黒羽快斗の本心だったんじゃないかなって思うんです……

そして、犯人の話で「(春井風伝の脱出ショーの)前日に彼からおじいちゃんに励ましのメールが届いた」という話があります。

コナンの推理では「彼も奇術の使い手だから」としか述べられていませんでしたが、黒羽快斗にとって脱出ショーというのは尊敬していた父を喪ったマジックなんですよね。だからその危険性をよくわかっている。それで春井風伝にメールを送ったんじゃないかなと。そして結局春井風伝は亡くなり、それでも通信が続いているからおかしいと思って乗り込んだオフ会でその孫娘が殺人まで犯してしまうのだから、その心情を考えると本当に胸が詰まる……

それでも涼しい顔をして怪盗キッドを演じているのがもうめっちゃ好き。

背景になっているチャットの画面でも、春井風伝の事故死を揶揄する書き込みがある場面では、レッドヘリングさんは一度も書き込んでいないんですよね……

というか、そもそも黒羽快斗はなぜこのチャットに参加したのか?という疑問も残るのですが、私は勝手に「単純にマジック好きの仲間と楽しく話ができる場がほしかった」のかな、と思っていて、だとしたらこんな結末になってしまって本当につらい……

 

20巻 青の古城探索事件

青の古城大好き!!!好きすぎて、ノイシュヴァンシュタイン城に行った。感無量。

やっぱり少年探偵団の冒険が大好きなんですが、これはとにかくスケールがでかい!なんせ城ですからね!

哀ちゃんはここでもまだ少し探偵団の面々と距離を感じるけど、でもちょっと近づいたかな?という微妙な距離感が良い。

コナンがいなくなって探偵団のみんなが頑張るのも、ピンチ感が増して好きです。

 

21巻 空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件

いやもうこんなん絶対好きやん。

蘭の夢の中で、高校一年生になった新一が初めて探偵を名乗った最初の事件が回想される演出、すごく良い。

あと、このときの黒のタートルネックの衣装ほんっっとに好きです。

 

21巻 本庁の刑事恋物語

佐藤刑事の初登場~!いまでこそメインの映画が作られるほどになったけど、登場は哀ちゃんよりもあとなんですよね。カッコいい強い女で大好き。

 

22巻 上野発北斗星3号

これも大きな動きは無い事件だけど、非日常っぽさが強くて大好き。寝台列車に憧れて、今年初めて乗ってみました。食堂車のある電車に乗ってみたい。(また言ってる)

 

22巻  園子のアブない夏物語

京極真の初登場!まさかキッドと対決するほど重要キャラになるとは思ってもおらず……

京極さんのおちゃめな面を知ってから見ると、だいぶ気張ってんな……と思ってしまう。

 

23巻 最後の上映殺人事件

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を見たときに、これの手法だ!!と思って感激した。あの映画からヒントを得たのかな。

 

23巻 二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件

蘭にまた正体がバレかける回~!(バレてんだよ)

コナンではたびたび豪華客船が出てきて、これも憧れの乗り物のひとつだった。

平次のピンチもドキドキしましたわね……

 

24巻 暗闇の中の死角

まさかあとからすごい重要な役割を果たす事件になるなんて思っても見なかった。

これから初めて読むって人は、この事件の内容をしっかり覚えていてほしい。

それを知る頃には、24巻の無料開放は終わっているので……

 

24巻 黒の組織との再会

これも当時めっちゃくちゃドキドキした……!

酒蔵だからパイカルがあるっていう流れも、APTX4869の名前の由来が分かるところも良かったな。

ところで「テロメアーゼ」って「テロメラーゼ」の誤字じゃないかと思ってるんですが、どうなんでしょうか。

科学には詳しくないけど、これなんなんだろうと調べたときにGoogleで「もしかして:」で表示された。

わざと架空の名前にしているのか気になる。

ここで舞台になっている杯戸シティホテルは、16巻でキッドとコナンが屋上で対峙したホテルです。(何回でも言うわよ)

 

25巻 よみがえる死の伝言[ダイイング・メッセージ]

ちょうどこのとき中学生になってケータイを持ち始め、KIXが出るのか何回も試したけど、出なかった。機種によるのかな。

いまでも旅行で関空を使ってKIXの字を目にすると、この事件を思い出します。

 

25巻 鳥取クモ屋敷の怪

不気味&胸糞回!(好き)

コナンは勧善懲悪で、人は死ぬが基本的に事件を解決してめでたしめでたしなので、たまに胸糞回が入って来ると私はすごく嬉しくなってしまう。

双子の女の子が良い味出してるんだわ……

 

25巻 命がけの復活[洞窟の探偵団/負傷した名探偵]

出た~~~~~~!!!!!

ここから工藤新一になってコナンに戻るまでの流れも、当時めっちゃドキドキしながら見た。「同じ血液型ですから」で25巻が終わるんですよ。子どもの私は次のコミックスが出るまで続きが気になりすぎてたまらなかった。

ここでも、コナンに頼れなくなった探偵団が子どもの力だけで頑張るのがいいよね……

「コナン君にばっかり頼りたくない」って時には足を引っ張ってしまうこともあるけど、本気を出したときの少年探偵団の活躍ぶりはアツイ。

 

26巻 命がけの復活[第3の選択/黒衣の騎士]

はあ…………すべてがずるいだろ、こんなん。

まず黒衣の騎士の衣装!

学園祭という名目で、どれだけ夢のある格好をさせるんだよ、と。

だってこんな格好、私服で絶対しないやん。カッコよく登場するためだけの最高にカッコイイ衣装やん、こんなん。好き。

これも見開きの登場が痺れる~!!

解毒剤を持ってきた哀ちゃんの意地悪っぷりも好きだし、ヘタクソなのに工藤の変装で助けてあげようとする平次はいいヤツだし。工藤新一、人気者だな~と思う。

 

26巻 命がけの復活[帰ってきた新一…&約束の場所]

工藤新一のモーニングルーティーン!(この時代にこんな言葉はなかった)

元に戻ったら少年探偵団とはさよならするっていう事実にしんみりしてしまうよね……

ところで、事件現場のエレベーター前で女性に婚約者とのキスの再現する工藤新一、まじで急にけしからんので、何も思わず通り過ぎた人は、もう一回見に行ってください。

 

27巻 本庁の刑事恋物語3

佐藤刑事はやっぱりカッコイイ!これも好きでたまに読み返す。

 

28巻 そして人魚はいなくなった

不老不死伝説のある人魚の島。訪れた人間が残した帳簿に「魚塚三郎」「宮野志保」の名前があります。コナンは宮野志保にだけ気づいたけど、魚塚はウォッカ。ここでもひっそり、組織が若返りや不老不死を研究していることがわかる。

 

29巻 謎めいた乗客

赤井秀一初登場!怪しさ満点……顔がもう怪しいもん。でもあとから見たら、「この人がこれだったのか!」「だからこの人はこういう挙動をしたのか!」と、見返してもなお面白い。

 

29巻 大阪“3つのK”事件

出たぞ…………

『闇の男爵』で「知り合いが犯人だった場合、新一はどうするか」と、『スキーロッジ』で「蘭の憧れの先生が犯人」というのが描かれましたが、ここで「新一の憧れの人物が犯人」というエグイ事件が起きるわけです!!

もう、どうせ高揚を隠しきれないので言いますが「そうそう、そういうの見たいねん!」と地獄展開大好き人間はテンションが上がってしまう。

いつも意気揚々と推理を繰り広げるコナンが本当につらそうで……マンガの表情もいいのですが、特にアニメで見てほしい!

アニメでは特に、いつもの「推理ショー!」って感じじゃなくて、「言いづらいけれど言わなくてはならない」感じがずっと続いていて、コナンの推理に本当に覇気がなくて、なかなか見られるもんじゃないのでぜひ見てほしい。

工藤新一もやっぱりまだ高校生の青年で、憧れのスターに理想を持っているんだな……と、平成のホームズの弱さに触れられるようで、大好きな回です。

それでも探偵として自分のやるべきことを貫くのがやっぱり工藤新一でカッコイイんだよな~!!



30巻 集められた名探偵! 

来たぞ~~~~~~!!!!(一回叫ばないと書き始められない病気?)

探偵大集合だし、『まじっく快斗』の白馬探も出てくるし、怪盗キッドも出てくるし、もう、どういうこと!?!?みたいな豪華な回。そして後のコナンのストーリーにとっても重要な意味を持つ回です。これも無料開放が終わっても覚えていられるくらい読み込んでほしい。

仕掛けを動かしたら館の壁が崩れて、黄金の館が出てくるじゃないですか。

私、今年初めてルパンの『カリオストロの城』を見まして、ラストで同じようなことが起こったときに「全部壁が崩壊して金ぴかが出てくるねんわ!」と思ったら、全然違って笑いました。

そして、怪盗キッドの言う「最も出会いたくない恋人」ってまじで何?もうちょっとわかるように説明して。好きすぎるからいい加減にして。



書きたいこと書きまくって満足した!

第二弾もやると思うので、よろしくお願いします!